雨の日が続く梅雨の時期。
お部屋で過ごす時間が長くなると、つい「今日は何しよう…」と悩んでしまいますよね。
特に3歳児は、遊びの幅がまだ狭かったり、関わり方が日によってバラバラだったりして、「すぐ飽きちゃう」「うまく流れに乗れない」と感じる場面もあるかもしれません。
でも実は、そんな3歳児こそ、ちょっとした“きっかけ”や“雰囲気づくり”で、ぐっと遊びに入り込める時期でもあります。
「まねっこ」「ごっこ」「色や音」「目に見える変化」など、ワクワクのタネがあると、思いがけず長く遊んでいたりも。
そんな梅雨の時期にぴったりな活動をご紹介していきます。
遊び・活動アイディアのネタ帳100
このネタ帳は、3歳・4歳・5歳児クラス向けの遊び・活動を100個紹介しています。
一つひとつの活動には、以下のような情報を分かりやすくまとめています。
- 遊び方、進め方
- 難易度(3段階)
- 発展方法(応用やアレンジのヒント)
明日の主活動がすぐに決まるだけでなく、年齢や発達に合わせた工夫もすぐにできます。
A4で57ページあります!
「週案・日案の作成に時間がかかり、文章が思いつかない」、「活動のネタや広げ方が分からずワンパターンになってしまう」と悩んでいる保育士さんへ
下記のホームページで販売している活動案(指導案)に活動や発展の仕方を詳しく書いています。
・そのまま週案や日案にコピペできる文例が多数掲載
・活動・遊びの発展の方法や広げ方のアイディアを大量掲載
ぜひご覧ください。
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3歳児ってどんな時期?遊びの入り口を広げよう

3歳児は、「できること」がぐっと増えてくる一方で、まだまだ気持ちの波も大きい時期です。
言葉のやりとりが増え、ひとり遊びから“いっしょに”の遊びへと移行するタイミングでもあります。
でも、関わりが深まりきるにはまだ時間が必要で、「まねっこ」「同じことの繰り返し」「わかりやすい結果」があると、安心して遊びに入っていけるのが3歳児の“らしさ”です。
そんな時期には、「なにこれ楽しそう!」「やってみたい!」と思える“きっかけ”を用意しておくことがポイント。
“入りやすさ”を意識した環境や声かけがあれば、子どもたちは自然と遊びに引き込まれていきます。
ワクワク楽しめる!3歳児の活動アイディア

アイスやさんごっこ
- ねらい
食べ物に親しみながら、見立てややりとりを通して表現を楽しむ - 活動内容
紙やスポンジ、カップなどを使ってアイスクリームを作り、「いらっしゃいませ〜」「どの味にしますか?」と店員さんとお客さんになって遊ぶ。 - 子どもの姿
「このアイス、3つのってる」と見立てを言葉にしながら遊んだり、「〇〇ちゃん、どれがすき?」と、友達に声をかけてやりとりを楽しむ。 - 保育者の援助
「このアイス、なに味かな?」「ダブルにしてみる?」など、イメージを広げる声かけを行う。 - 環境構成
色とりどりの丸い紙やスポンジ、カップ・コーンに見立てた素材(紙コップ・フェルトなど)
絵本ごっこ
- ねらい
好きな絵本の世界をイメージし、表現する楽しさを味わう - 活動内容
お気に入りの絵本をもとに、登場人物になりきってごっこ遊びをする。 - 子どもの姿
「ぼくがあおむしね」「ケーキたべすぎた〜」とストーリーに入り込んで会話を始めたり、動きをまねたりする様子が見られる。 - 保育者の援助
事前に一緒に絵本を読んだり、なりきりやすいような導入をし気持ちを高める。 - 環境構成
再現しやすい小道具(食べ物のカード、登場人物のマークなど)や布、帽子などを用意。
くるくるかさ作り
- ねらい
身近な季節のものに親しみながら、製作を楽しむ - 活動内容
紙皿を使って「かさ」を作る。おりがみやテープで模様をつけたあと、中心にストローを差して“くるくる回る”ように仕掛けると、回すのが楽しくて何度も遊びたくなる作品に。 - 子どもの姿
「ぐるぐるまわった」「この模様にしよう」と自分なりの飾りつけや動きに夢中になる。 - 保育者の援助
作り方を段階的に見せつつ、子どものイメージを尊重して自由な装飾を見守る。 - 環境構成
紙皿、ストロー、折り紙、マスキングテープ、のり、マーカーなど。
フルーツスタンプあそび
- ねらい
身近な食べ物に親しみながら、スタンプ表現を楽しむ - 活動内容
りんご・ピーマン・オクラなどの断面を使ってスタンプ。絵の具で色をつけて、紙に自由に押していく。 - 子どもの姿
色の混ざりや形の変化を見て驚いたり、何度も押して繰り返し楽しむ姿が見られる。 - 保育者の援助
「おもしろい形になったね」「これはなにに見えるかな?」など、発見を言葉にするきっかけづくりを行う。 - 環境構成
絵の具、筆、パレット、野菜スタンプ(あらかじめ切っておく)、作業台、よごれてもOKなスペース。
トンネルくぐりレース
- ねらい
体を小さくする・くぐる動きを通して、全身を使った遊びを楽しむ - 活動内容
大きな段ボールやテーブル下に布をかけた“トンネル”をくぐってゴールを目指すレース形式の遊び。 - 子どもの姿
「まっくら」「はやく出たよ」とワクワクしながら挑戦したり、スピードを競い、何度も繰り返して楽しむ。 - 保育者の援助
「あとちょっと〜」「中に誰かいるかな?」など声で盛り上げ、怖がる子には明かりやのぞき窓で安心感を与える。 - 環境構成
段ボール、布、トンネル状の遊具などをつなげ、安全にくぐれる高さ・広さを確保。
“この子たちに、いま何が必要?”から始める指導案

「指導案って、どうやって書けばいいんだろう?」
そう感じる若手の先生は少なくありません。とくに3歳児は日々の様子にムラがあり、予想通りにいかないことも多いですよね。
そんな時に大切なのは、「この子たちに、いま何が必要?」という視点です。
たとえば最近…
- ちょっと友達とのトラブルが多いな
- なんとなく落ち着きがないな
- ひとつのことにじっくり取り組むのが難しそう
そんな“気になる姿”を出発点にすると、「じゃあ、こういう活動が合うかも」と自然に活動やねらいがつながっていきます。
ねらいは、“できるようにする”ことではなく、「その子らしく育つきっかけ」になること。
たとえ活動の中で全部がうまくいかなくても、「楽しそうに笑ってた」「友達とちょっとやりとりできた」そうした姿があれば、その指導案にはちゃんと意味があります。
“指導”ではなく、“応援”の視点で、柔らかく考えてみるのもおすすめです。
なりきり!アイスやさんごっこを深めてみよう

3歳児に大人気の「アイスやさんごっこ」。
見立てがしやすく、色や形が楽しい食べ物の遊びは、子どもたちが自然と引き込まれていくきっかけになります。
ここでは、実際の保育の中でこの遊びをどのように深めていくかを具体的に見ていきましょう。
遊びの発展のさせ方
折り紙を丸めてアイスクリームを作ります。
その後カップや紙コーンにアイスを乗せて「いちご」「チョコレート」と自由に楽しむところからスタート。
慣れてくると、「メニュー表を作る」「アイスに名前をつける」「お金のやりとりをする」など、遊びの世界が自然と広がっていきます。
さらに年齢や個人の発達に応じて…
- トッピングをつける
- お客さんの注文を覚えて作ってあげる
- 注文表を見ながらアイスを準備する
- デリバリーアイスやさんに展開する
など、ごっこ+ルールや記憶・やりとりが加わると、遊びが一段と深まります。
援助のタイミング
遊びに入れない子がいたら、「このアイス、届けてくれる?」など、“届け役”として巻き込むと自然に参加できます。
「この味はなに味?」「メニューにない新しい味があるみたい!」など、想像が広がるような声かけも効果的です。
お金のやりとりなど難しそうなときは、保育者が最初に“お客さん役”になって見せてあげると、スムーズに遊びに入りやすくなります。
環境構成の工夫
- アイスに見立てた素材(折り紙、丸めたフェルトや紙、スポンジなど)は色と質感にバリエーションを
- 紙コーンやカップ、トッピング素材(ビーズやフレーク状の紙)で「選べる楽しさ」を演出
- レジ・お金・メニュー表・看板などの小物があると、より本格的なごっこ遊びに発展します
- 遊びのコーナーには「冷凍庫(箱)」や「冷蔵庫」など、世界観を支えるしかけもおすすめです
こうした小さな工夫が、子どもたちの「もっとやりたい!」を引き出すきっかけになります。
身近な遊びこそ、丁寧に広げていくと、保育がぐっと豊かになります。
もっと活動を知りたい、指導案がほしいと思っている方へ

「もっと手軽に遊びを発展させたい」「週案や日案にすぐ使えるアイデアが欲しい」という保育士さんや幼稚園の先生にぴったりのコンテンツがあります!
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このダウンロードコンテンツは、ごっこ遊びをテーマにした活動案を10個収録。子どもたちと何度も楽しめるアイデアが満載です!
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- 活動案ごとに
・ねらい
・子どもの姿
・保育者の援助
・環境構成
などが詳細に書かれているので、日案・週案にそのまま使えます。
- 活動案ごとに
- 特徴その2:何度も繰り返し楽しめる発展アイデア(遊びのマンネリ化防止!)
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ごっこ遊び以外にも、
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・室内で行うルールのある集団遊び
・身体を動かす室内活動
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・製作100選
など多数あります。
まとめ
梅雨の季節は外に出られない日も多く、3歳児の活動に悩むこともありますよね。
でも、子どもたちはちょっとしたきっかけや環境で、ぐんぐん遊びを広げていく力を持っています。
「やってみたい!」が生まれる工夫をちょっと加えるだけで、日々の保育がグッと楽しくなります。
ぜひ試してみて下さい。
BASEで
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