「今日は雨だからお部屋で遊ぼう!」そう言ったものの、毎回同じ遊びばかりで子どもたちがすぐに飽きてしまう…。そんな経験はありませんか?
4歳児は好奇心旺盛でエネルギーがいっぱい。でも、単調な遊びではすぐに興味を失い、「ほかの遊びがしたい!」と言われてしまうこともありますよね。
また、ネットや本で調べた遊びも、実際にやってみると準備が大変だったり、うまくいかなかったりすることも。
そこでこの記事では、マンネリを防ぎ、長く楽しめる発展アイデアを紹介します!
ちょっとした工夫を加えるだけで、子どもたちが「もう一回やりたい!」と夢中になる遊びが広がります。
1つの遊びを何倍も楽しめる発展アイデア
同じ遊びでもルールや設定をちょっと変えるだけで、まったく違う遊びのように楽しめます!
ここでは、マンネリを防ぎ、1つの遊びを何倍にも楽しめるアレンジ方法を詳しく紹介します。
① ルールを子どもと一緒に作る

- 「どんなルールをつけたらもっと面白くなる?」と聞く
- 子どもが考えたルールをみんなで試してみる
- 自分たちで考えたルールだから、やる気がアップ
- 「どうすればもっと楽しくなる?」と考える力がつく
- 遊ぶたびにルールを変えられるので、何度でも新鮮な気持ちで楽しめる
- 「こうしよう!」と友達と相談することで、協調性が育つ
「鬼ごっこ」の発展アイデア
子どもと一緒にルールを変えてみると…
「新しい鬼ごっこを考えよう!」
- 「鬼がタッチしたら、その子と手をつないで一緒に追いかける!(増え鬼)」
- 「タッチされたら、その場で3回ジャンプしてから復活!(ゾンビ鬼)」
- 「捕まらないように逃げる子が“セーフゾーン”を決められる!(おうち鬼)」
「鬼の動きを変える!」
- 「鬼はカニ歩きでしか動けない!」
- 「鬼は後ろ向きで走らないといけない!」
- 「鬼は動物の鳴き声を出しながら追いかける!(動物鬼)」
「逃げる子にミッションを課す!」
- 「鬼から逃げながら、部屋の中にある“宝”を3つ集めないといけない!」
「ハンカチ落とし」の発展アイデア
子どもと一緒にルールを変えてみると…
「動きのルールを追加!」
- 「ハンカチを落とされたら、カニ歩きで追いかける!」
- 「ジャンプしながら追いかける!」
- 「鬼はくるくる回ってから逃げる!」
「お題を追加!」
- 「ハンカチを落とされたら、好きな動物のマネをしてから追いかける!」
- 「ハンカチを落とされたら、好きな食べ物を言ってから走る!」
「ハンカチ以外のものを使う!」
- 「ぬいぐるみを落とす!」「ボールを落とす!」
- 「小さな紙を丸めて落とす!(落とされたことに気づきにくくなってドキドキ感UP)」
「特別ルールを作る!」
- 「3回逃げ切れた鬼は、『逃げ切りチャンピオン』としてインタビューを受ける!」
- 「鬼が『魔法のハンカチ!』と言ったら、落とされた子はスローモーションで走る!」
「フルーツバスケット」の発展アイデア
子どもと一緒にルールを変えてみると…
「お題を変える!」
- 「好きな動物!」「好きな食べ物!」「誕生月が一緒の人!」などバリエーションを増やす!
- 「今日の気分がワクワクな人!」など、感情をテーマにしても楽しい!
「動きのルールを追加!」
- 「移動するときはスキップ!」「しゃがんで移動!」
- 「おサルさんになって移動!」
「新しいセリフを作る!」
- 「みんなで移動するときは『バナナ大好き!』と言いながら動く!」
- 「鬼が最後に『フルーツパーティー!』と言ったら、全員が踊る!」
②チーム戦にして協力プレイを増やす!

- 個人戦→チーム戦にすると、もっと盛り上がる!
- 「どうやったら勝てる?」と作戦を立てることで、思考力もUP!
- 応援する役割を作ると、チームワークが深まる!
「しっぽ取りゲーム」の発展アイデア
チーム戦にアレンジすると…
「チーム対抗戦!」
- 2チームに分かれ、相手チームのしっぽをすべて取ったほうが勝ち!
「しっぽを守る役割を作る!」
- 「攻める人」と「守る人」に分かれて、作戦を立てる!
「最後までしっぽを残したチームにボーナス!」
- 勝ち負けだけでなく、工夫したプレーに特別ルールをつける!
「じゃんけん列車」の発展アレンジ
チーム戦にアレンジすると…
「チーム対抗じゃんけん列車」
- チームごとにじゃんけんをして、どちらのチームが一番長い列車になるか競争!
- 最後に長い列になったチームが優勝!
「応援係を作る!」
- じゃんけんをしていない子は応援係になり、「がんばれー!」と声をかける!
「特別ルールを追加!」
- 「チームのリーダーが先頭の人に『ジャンプしながら走る!』など指示を出せる!」
③ 物語やストーリーを加え、ごっこ遊びを発展させる

- ごっこ遊びにストーリーを加えると、遊びが何倍にも広がる!
- 子どもたちが「次はどうなる?」と想像しながら遊べる!
- ストーリーがどんどん広がる! → 役になりきることで「次はこうしよう!」と遊びが発展しやすい!
- ルールを細かく決めなくてもOK! → 子どもたちが自由に想像しながら遊べるので、先生が口を出さなくても長続き!
- 役を交代すれば何度でも遊べる! → 何回もやっても新鮮な気持ちで楽しめる!
「お店屋さんごっこ」の発展アイデア
発展アイデア
「お店の種類を増やす!」
- 「パン屋さん」「レストラン」「お花屋さん」「映画館」など、毎回違うお店にすると長く楽しめる!
「役割を細かく設定する!」
- 例:「レストランごっこ」なら、シェフ・ウェイター・レジ係・お客さんの4役を作ると本格的になる!
- 役をシャッフルすると、何度でも遊べる!
「お店を経営するルールを追加!」
- 仕入れ、宣伝、特売イベントなどを考えながら、お店を運営するストーリーに!
- 「今日はハロウィンセールをします!」「新メニューを開発しました!」など、子どもが考えたイベントを取り入れる!
「お客さんのキャラ設定をつける!」
- 「王様が来店する」「おばあちゃんが買い物に来る」「赤ちゃんが来る」など、役になりきると会話が広がる!
- 「クレームを言うお客さん」や「注文がめちゃくちゃな変な人」など、個性をつけると爆笑必至!
「外国のお店バージョン」
- 「ハワイのアイスクリーム屋さんごっこ」「フランスのパン屋さんごっこ」など、異国の雰囲気を取り入れる!
- 「こんにちは」→「アロハ!」「ボンジュール!」など、外国語も学べる!
「お金(ポイント)制度を導入する!」
- お金(紙を丸めたものやおはじき)を使って、お店で買い物をする!
- お金を貯めるために「お手伝いミッション」をクリアするとボーナス!
「宝探しゲーム」の発展アイデア
- 先生が「お宝」を部屋に隠し、子どもたちが探す。
ストーリーを加えると…
「海賊ごっこ×宝探し」
- 「みんなは海賊!隠された“伝説の宝”を探せ!」
「探偵ごっこ×宝探し」
- 「怪盗が盗んだ宝を取り返そう!ヒントを元に推理して探す!」
「宇宙探検×宝探し」
- 「この星には宇宙人が残した“エネルギークリスタル”がある!見つけ出せ!」
④ 遊びのルールを少しずつ変える
ちょっとしたルール変更で遊びが新しく感じる!
- 制限時間をつける(「〇〇秒以内にやる!」)
- 道具を変える(「ボールの代わりにぬいぐるみを使う!」)
- 動きを加える(「ジャンプしながらやる!」)
- 役割を変える(「鬼ごっこで“守る人”を作る!」)
- 同じ遊びでも、新鮮な気持ちで楽しめる!
- 難易度を少しずつ上げることで、挑戦意欲が高まる!
- 「今度はどうなるんだろう?」とワクワク感が生まれる!
「しりとり」の発展アイデア
発展アイデア(ルールを少し変えるだけで遊びが新しく!)
「テーマしりとり」
- 「動物しりとり」「食べ物しりとり」「色しりとり」などテーマを決める!
「ジェスチャーしりとり」
- 言葉を言わず、ジェスチャーだけでしりとりをする!(「ぞう」なら鼻を長くするポーズ)
「リズムしりとり」
- 手拍子や足踏みをしながらリズムに合わせてしりとり!
「逆さしりとり」
- 普通は「最後の文字」から始めるが、「最初の文字」からつなげる!(「りんご」→「りす」→「りぼん」)
「リレーしりとり」
- 2チームに分かれ、1人ずつ交代しながらしりとりを続ける!
⑤ 制限時間やミッションをつける
- 「やるぞ!」と集中力がUPする!
- 短時間でも達成感が得られる!
- 「もっとやりたい!」と次の遊びにつながる!
「積み木・ブロック遊び」の発展アイデア
発展アイデア(時間制限やミッションを追加!)
「制限時間チャレンジ」
- 「3分以内に一番高い塔を作る!」など、タイムチャレンジにするとスリル満点!
「お題ミッション」
- 「動物園を作ろう!」「ロボットを作ろう!」など、お題を決める!
- チーム戦にして「どのチームが一番リアルに作れるか?」で競争!
「リレー方式」
- 1人1つずつ積み木を積んで、リレー形式で完成させる!
- 「途中で崩れたら、1回休み!」などのルールを追加!
「ストーリーを加える」
- 「このお城にはどんな王様がいる?」「この動物園にはどんな動物がいる?」と、話を作る!
さらに遊びを広げたい方へ

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4歳児向け ごっこ遊びを発展させた活動案
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- 子どもの興味や成長に合わせて活動を展開できるヒントが多数記載。1つの遊びのテーマを何日も続けて楽しめます!
- 特徴その3:忙しい保育士さんの味方
- ダウンロード形式なので、購入後すぐに活用できます。準備の時間を短縮しながら、保育の質を高められる便利なツールです。
こんな方におすすめ!
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ごっこ遊び以外にも、
・構成遊びから発展させた活動
・室内で行うルールのある集団遊び
・身体を動かす室内活動
・遊びの発展実例30選
・製作100選
など多数あります。
まとめ
遊びに「こうしなきゃいけない!」というルールはありません。
「この遊び、こうやってアレンジしたらもっと面白そう!」と、先生も子どもたちと一緒に遊びを広げていくことが、室内遊びをもっと楽しくする秘訣です。
「室内遊び=ネタを探さなきゃ」ではなく、「この遊び、どう広げよう?」「子どもたちはどんなアイデアを出してくれるかな?」と、遊びを“創っていく”気持ちで取り組めば、先生も負担なく楽しめます!
子どもたちの発想力を大切にしながら、「もっとやりたい!」が続く室内遊びを実践していきましょう。
BASEで
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