【文例付き】3歳児の週案作成のポイント&活動アイデアの考え方

【文例付き】3歳児の週案作成のポイント&活動アイデアの考え方

「週案を作るのが大変…」「いつも同じような活動になってしまう…」と悩んでいませんか?

3歳児クラスの週案作成では、子どもたちの成長や興味に合わせた活動を考えることが大切です。でも、毎週新しい活動を考えるのは大変ですし、アレンジの仕方が分からずマンネリ化してしまうこともありますよね。

この記事では、「活動アイデアを広げるコツ」と「すぐに使える週案の文例」をたっぷり紹介します!アレンジのポイントを押さえれば、同じ活動でもバリエーションを増やすことができ、週案作成がもっとスムーズになりますよ。

「どんな活動を取り入れたらいいの?」「週案にはどう書けばいい?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!

活動アイデアの考え方&アレンジのコツ

週案を作るとき、「何をしたらいいのか分からない」「いつも同じような内容になってしまう」と悩むことはありませんか?

実は、ちょっとした工夫で、いつもの活動を簡単にアレンジし、バリエーションを増やすことができます! ここでは、活動の考え方や広げ方のコツを紹介します。

① 「ねらい」から考える方法

週案を作る際、活動を思いつかないときは、「どんな力を育てたいか?」という視点から考えるとスムーズです!

「ねらい」→「基本の活動」→「アレンジ」の流れで考えると、アイデアが広がります。

スクロールできます
ねらい(育みたい力)基本の活動例アレンジアイデア
友達と協力する経験を増やしたいペアで玉入れ・チーム戦にする
・ルールを変えて変化をつける(ボールの数を増やす、時間制限を設ける)
指先の力を育てたい折り紙遊び・違う素材(新聞紙・画用紙)を使う
・折り紙を切って貼り付ける工作に発展させる
想像力を伸ばしたいごっこ遊び(お店屋さんごっこ)・役割を増やす
・実際にお金を作ってやり取りを楽しむ
ルールを守る力をつけたいいす取りゲーム・音楽を変えてみる
・いすの代わりにフラフープや新聞紙を使う
体を動かす楽しさを知る平均台歩き・「落ちたらワニに食べられるよ!」などストーリー性を加える
・障害物を増やす

ポイント

  • 「ねらい」から考えると、活動が決まりやすい!
  • 少しのアレンジでバリエーションが増える!

② 1つの活動を広げるアイデア(発展のさせ方)

「同じ活動が続いてしまう…」と悩む場合は、1つの遊びをいくつかの方向に発展させると、週ごとのバリエーションが増えます!

リトミック+楽器遊び

基本の活動:音楽に合わせて体を動かすリトミック
アレンジ:楽器(鈴・タンバリンなど)を取り入れ、リズムを意識しながら遊ぶ
発展:「動物の動きを表現するリトミック」→ 鳥になって飛ぶ / ウサギになって跳ねる など

絵本+ごっこ遊び

基本の活動:絵本の読み聞かせ
アレンジ:読んだお話を題材にして、ごっこ遊びや劇遊びにつなげる
発展:「絵本の続きを考えてみる」→ 物語をみんなで作る / 絵本に登場するキャラになりきる

運動遊び+ゲーム要素

基本の活動:平均台を歩く
アレンジ:「落ちたらワニに食べられちゃうよ!」とストーリーを加えて遊ぶ
発展:「平均台のコースを作る」→ 跳び箱を組み合わせる / フープをくぐる

製作+役割遊び

基本の活動:ハサミやのりを使った製作
▶ アレンジ:テーマを決める(季節のイベント・動物など)
▶ 発展:「作ったものでお店屋さんごっこ」→ ケーキ・ピザを作って売る / 看板を作る

ポイント

  • 1つの遊びを「アレンジ→発展」させると、週案のバリエーションが増える!
  • 子どもの興味に合わせて、自由に広げるのがコツ!

③ 定番活動のアレンジ方法(マンネリを防ぐ工夫)

運動遊びのアレンジ

スクロールできます
基本の遊びアレンジ方法
かけっこ・後ろ向きで走る
・片足ジャンプで進む
ボール遊び・風船を使って遊ぶ
・ボールを投げずに転がしてみる
鬼ごっこ・色鬼
・フープをタッチしてセーフゾーンを作る

製作遊びのアレンジ

基本の遊びアレンジ方法
折り紙・ちぎり絵に発展
・折ったものを組み合わせて動物を作る
お絵かき「ストーリーをつけるお絵かき」→ 描いたものを使ってお話を作る
シール貼り指先トレーニングとして「小さな丸シールで模様を作る」

ごっこ遊びのアレンジ

基本の遊びアレンジ方法
お店屋さんごっこ・作ったお金を使って買い物をする
・レジ係を交代する
お医者さんごっこ・ぬいぐるみを患者にする
・診察券を作る
ままごと遊び本物の食材を使って「においクイズ」遊び

【文例付き】3歳児の週案の書き方

週案を書くとき、

  • 「どんな内容を書けばいいかわからない」
  • 「フォーマットはあるけれど、毎回似たような内容になってしまう」
    と悩むことはありませんか?

ここでは、基本的な週案のフォーマットと、すぐに使える文例を紹介します!

① 週案の基本フォーマット

週案の形式は園によって異なりますが、以下の5つの項目を記入するのが一般的です。

項目記入内容のポイント
主活動その日の中心となる遊びや活動
ねらいその活動を通して子どもたちに経験させたいこと
子どもの姿予想される子どもたちの反応や行動
保育者の援助子どもが楽しく取り組めるように、どのように関わるか
環境構成活動しやすい環境作りや、安全面の配慮など

では、それぞれの活動ごとに、週案の具体的な文例を紹介します。

② 週案の文例(3パターン)

① ごっこ遊び(お店屋さんごっこ)

スクロールできます
項目記入内容
主活動お店屋さんごっこ(レストラン・パン屋さん)
ねらい・友達と役割を分担しながら、ごっこ遊びを楽しむ 
・「いらっしゃいませ」「ください」など、簡単なやり取りを経験する
子どもの姿・「これください」「100円です!」などのやり取りを楽しむ 
・友達と相談しながら、どんなお店にするか話し合う 
・注文が多くなると、あわてたり笑いあったりする
保育者の援助・「〇〇屋さんで買い物してみよう!」と、遊びに誘う 
・言葉が出にくい子には「パンをくださいって言ってみよう」と優しく促す 
・役割が偏らないよう、「次はお客さんになってみようね」と声をかける
環境構成・お金やメニュー表を準備して、よりリアルな遊びにする 
・レジやトレーなど、簡単な小道具を用意して遊びやすくする 
・混雑しすぎないように、店員とお客さんの人数を調整する

② 構成遊び(積み木で街づくり)

項目記入内容
主活動積み木を使って街を作る
ねらい・友だちと協力して、大きな構成遊びを楽しむ 
・「おうち」「道路」など、身近なものをイメージしながら表現する
子どもの姿・「ここに橋を作ろう!」「車が通れる道にしよう」と話し合う 
・作ったものを倒してしまい、困ったり、また作り直したりする 
・友だちの作品を見て、「すごいね!」と興味を持つ
保育者の援助・「どんな街にする?」とイメージを広げる声かけをする 
・積み木が崩れてしまったときに、「もう一回作ってみよう!」と励ます 
・友だちの作品を認め合えるよう、「〇〇くんの作ったおうち、素敵だね」と伝える
環境構成・家・道路・橋などが作りやすいように、さまざまな形の積み木を用意する 
・車や人形のフィギュアを用意し、ごっこ遊びへ発展できるようにする 
・大きく作れるように、広いスペースを確保する

③ 運動遊び(サーキット遊び)

項目記入内容
主活動平均台・マット・フープを使ったサーキット遊び
ねらい・全身を使って、のびのびと体を動かす楽しさを味わう 
・順番を守りながら、友だちと一緒に遊ぶ経験をする
子どもの姿・「わぁ、高い!」とバランスをとりながら平均台を歩く 
・フープをジャンプする際、「できた!」と達成感を感じる 
・「早くやりたい!」と順番を待ちきれず、前の子を抜かしてしまうこともある
保育者の援助・「ゆっくり一歩ずつ歩いてみようね」と安全に配慮しながら声をかける 
・「順番を守ると、みんなが楽しく遊べるよ」と、ルールを伝える 
・挑戦する気持ちを育むため、「頑張ってるね!」と励ます
環境構成・転倒防止のため、マットを敷いて安全対策をする 
・スタートとゴールの位置をわかりやすく示す 
・子どもの体力や興味に合わせて、コースの難易度を調整する

週案を書くときのポイント(楽しく&クリエイティブに考える方法)

「週案を書くのがしんどい…」と感じていませんか?
そんなときは、「どうしたら子どもたちがワクワクするか?」という視点で考えると、週案作成が楽しくなります!

「やらなきゃいけない仕事」ではなく、「楽しい保育の設計図」だと思えば、もっと前向きに取り組めるます。では、週案をもっと楽しく&クリエイティブに考えるためのポイントを紹介します!

① 週案を「物語のように」考える

「週案を考えるのが苦手…」という人におすすめなのが、「物語のように考える」という発想!

例えば…

・お店屋さんごっこ → 「にぎやか商店街を作ろう!」
・運動遊び → 「忍者修行の冒険!」
・積み木遊び → 「大きなお城を建てるプロジェクト!」

こうして「ストーリー性を持たせる」だけで、子どもたちも保育者もワクワク!

ポイント
・「ただの活動」ではなく、「テーマや物語」を持たせると楽しくなる!
・子どもたちに「どうする?」と相談しながら、一緒に作るのもおすすめ!

② 「子どもの発想を活かす週案」にする

週案を作るとき、「保育者が全部決める」のではなく、子どもたちの発想を取り入れると、もっと楽しくなります!

例えば…

・「今日のごっこ遊び、どんなお店にする?」
・「積み木で何を作る?お城?電車?秘密基地?」
・「お部屋をどう飾ったらもっと楽しくなるかな?」

「子どもたちと一緒に週案を作る」くらいの気持ちで考えると、アイデアが広がります。

ポイント
・子どもたちの「やりたい!」を週案に反映する!
・活動の流れをざっくり決めて、細かい部分は子どもたちと相談しながら進める!

③ 「もしも○○だったら?」の発想を使う

週案がマンネリ化してきたら、「もしも○○だったら?」という発想を取り入れるのがおすすめ!

例えば…

「もしも、みんなが動物になったら?」
→ 1日動物ごっこをして、ライオン・ウサギ・ゾウになりきる!

「もしも、保育室がレストランだったら?」
→みんなでお料理を作るごっこ遊び+メニュー表づくり

「もしも、忍者の修行をするなら?」
→ジャンプ・くぐる・バランスを取る運動遊び!

こうした「非日常感」を取り入れるだけで、活動が楽しくなります。

ポイント
・「もしも○○だったら?」と考えてみると、新しいアイデアが生まれる!
・普段の遊びをちょっとアレンジするだけで、ワクワク感が増す!

④ 「子どもの好き・興味があること」を取り入れる

週案を作るとき、「子どもたちの好きなこと」を取り入れると、もっと楽しめる週になります!

例えば…

・「絵を描くのが好きな子が多い → みんなで壁面を作る!」
・「歌が好きな子が多い → 手作り楽器を作って演奏会!」
・「虫が好きな子が多い → 虫探しゲームをする!」

「子どもたちの興味や得意なこと」を取り入れるだけで、ぐっと楽しくなります!

ポイント
・「今、子どもたちがハマっているもの」を週案に取り入れる!
・「その子らしさ」を大切にした活動を考える!

⑤ 「いつもと違う場所・素材・方法」を試す

「週案がマンネリ化している…」と感じたら、「いつもと違うこと」を試すと、刺激になります!

例えば…

・「いつも室内でやる遊びを、外でやってみる」
・「画用紙ではなく、ダンボールや新聞紙を使ってみる」
・「先生がいつもと違うキャラになりきる!」

ちょっとした変化をつけるだけで、子どもたちは新鮮に感じます!

ポイント
・「いつもと違う!」を意識すると、新しい発見がある!
・保育者自身もワクワクする活動を取り入れてみる!

さらに遊びを広げたい方、週案の文例がほしい方

「もっと手軽にごっこ遊びを発展させたい」「週案や日案にすぐ使えるアイデアが欲しい」という保育士さんや幼稚園の先生にぴったりのコンテンツがあります!

3歳児向け ごっこ遊びを発展させた活動案

このダウンロードコンテンツは、ごっこ遊びをテーマにした活動案を10個収録。子どもたちと何度も楽しめるアイデアが満載です!

  • 特徴その1:具体的な活動内容が項目別に記載
    • 活動案ごとに「ねらい」「準備するもの」「保育者の援助」「環境構成」などが詳細に書かれているので、日案・週案にそのまま使えます。
  • 特徴その2:何度も繰り返し楽しめる発展アイデア
    • 子どもの興味や成長に合わせて活動を展開できるヒントが多数記載。1つの遊びのテーマを何日も続けて楽しめます!
  • 特徴その3:忙しい保育士さんの味方
    • ダウンロード形式なので、購入後すぐに活用できます。準備の時間を短縮しながら、保育の質を高められる便利なツールです。

こんな方におすすめ!

  • ごっこ遊びをもっと発展させたいけれど、アイデアが思いつかない…
  • 週案や日案の作成を効率化したい!
  • 子どもたちともっと楽しいごっこ遊びの時間を作りたい!

ダウンロード形式なので、購入後すぐに活用できます!
詳細はこちらからご覧ください:

https://wakuwakutime.theshop.jp

ごっこ遊び以外にも、

・構成遊びから発展させた活動

・室内で行うルールのある集団遊び

・身体を動かす室内活動

・遊びの発展実例30選

・製作100選

など多数あります。

まとめ

週案は、子どもたちと過ごす時間をより豊かにするための道しるべ。

完璧である必要はなく、「こんなことをしたら楽しいかも!」というワクワクを詰め込むことが大切です。

・ねらいを決めて、大まかな流れを考える
・子どもたちの興味や様子に合わせて柔軟に変える
・保育者自身も「これ楽しそう!」と思える内容にする

週案は「形」ではなく、「子どもたちとどう楽しむか」を考えるもの。気負わず、子どもたちと一緒に新しい発見をするつもりで作っていきましょう。

BASEで

・活動案(週案・日案・活動のヒントに)

・遊びの発展の実例集

・製作100選

・発表会の台本

・パネルシアター

・製作・遊びキット

などを販売しています。

発表会の台本や遊びの発展の仕方などは、個別相談もついているものもあります。

インスタで、日々に追われ、保育を楽しめない保育士さんが、保育を楽しめるようなワクワクのヒントをお届けしています

  • 子どもも先生もわくわく楽しめる行事の案・作り方
  • パネルシアターや製作をより楽しめる方法
  • 遊びの発展の仕方

インスタ→wakuwaku_hoiku

【文例付き】3歳児の週案作成のポイント&活動アイデアの考え方

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この記事を書いた人

フリーランス保育士のあやなです。
10年保育士をしています。
子ども達とたくさんの遊びを作り上げ、たくさんの子ども達とワクワクの時間を過ごしてきました。子どもも、保育士さんもママさんもパパさんも、みんながワクワクして、子どもと過ごす時間を楽しめるアイディアをこのサイトで紹介します。