夏・・・やることはたくさんあるけれど、活動の計画って、意外とむずかしい時期ですよね。
「どんな活動なら楽しめる?」「ねらいってどう書けばいいの?」と、週案や日案づくりで悩む先生も多いのではないでしょうか。
この記事では、3歳児の発達に合わせた夏のごっこ遊びとルール遊びの活動アイディアを、週案・日案に使えるように、ねらい・子どもの姿・援助の文例つきでご紹介します!
「週案・日案の作成に時間がかかり、文章が思いつかない」、「活動のネタや広げ方が分からずワンパターンになってしまう」と悩んでいる保育士さんへ
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3歳児の“今”と夏の保育で意識したいこと

「自分でやりたい!」がふくらむ時期
3歳児は、「やってみたい!」「自分で!」という気持ちが大きく育ちはじめる時期です。
遊びの中で、「これがいい!」「やってみたい!」と選ぶ力が芽生え、まねっこしたり、見立てたりする遊びがどんどん楽しくなってきます。
まだまだ見通しはこれから
その一方で、「順番を守る」「ルールを理解する」「我慢する」といった力は、まだこれから。
- いきなり始めると戸惑ってしまう
- 自分だけで盛り上がってしまう
- 友達とトラブルになることも…
そんな姿もよく見られる時期です。
だからこそ、活動では「わかりやすい流れ」「まねしやすい展開」「安心できる雰囲気」がとても大切になります。
夏は“試してみる第一歩”にぴったりの季節
夏は、プール、水遊び、季節の食べ物など、子どもたちがワクワクするものがいっぱい!
その「やってみたい!」の気持ちを受けとめながら、ちょっぴり関わる・ちょっぴり考える経験につなげられると、ぐんと成長につながります。
- ごっこ遊びなら…まねっこから役になりきる楽しさへ
- ルール遊びなら…“簡単な約束”をみんなで守る体験に
「まだむずかしいかな…?」と思うようなことでも、楽しくてわかりやすければ、チャレンジできます!
3歳児の活動を考えるときの3つの視点

1. 「安心して取り組める“流れ”」があるか?
3歳児は、初めての活動や新しいルールに戸惑いやすい時期。
どんなに楽しいことでも、「どうやるの?」「何するの?」がわからないと、不安になってしまいます。
だからこそ、活動の見通しをもてるような流れがとても大切です。
たとえば…
- 始まりに“見せる”時間をつくる(見本や絵カードなど)
- 活動を「つくる→遊ぶ」「探す→集める→遊ぶ」など段階にわける
- 「次はどうするか」をその都度伝える
活動の“ながれ”が見えると、3歳児は安心してのびのびと取り組めます。
2. 「まねしたくなるきっかけ」があるか?
3歳児は、まだ自分からグループに入っていくのが苦手な子も多い時期。
でも、“楽しそう”“真似できそう”な姿を見ると、「やってみたい!」が自然に生まれてきます。
たとえば…
- ごっこ遊びでは、保育者や友達の“なりきり”を見て一緒にやってみる
- 遊びのスタートで簡単なお手本を見せる
- 「〇〇ちゃんのアイス、おいしそう!」と声をかけて関心を広げる
“真似してもいいんだよ”という安心感のある雰囲気が、遊びへの第一歩になります。
3. 「できた!」が目に見える仕掛けがあるか?
3歳児は、まだ言葉で自分の達成感を伝えるのが難しいこともあります。
だからこそ、「できた」「わかった」が目で見てわかる仕掛けを活動に取り入れるのが効果的です。
たとえば…
- 完成した製作物が飾られる
- カードがそろったら「そろった」と声を出して喜べる
- 「今日はここまでやったよ」と、保育者が振り返ってくれる
そうした小さな達成感の積み重ねが、「次もやってみよう!」という意欲につながります。
3歳児向け・夏の活動アイディア

活動①:海の生き物づくり
毛糸・フェルト・紙皿などを使って、海のいきもの(クラゲ・たこ・魚など)を製作する活動。
製作後は、青い布の上に広げて“水族館”ごっこをしたり、名前をつけたり、生き物の物語を考えたりして遊びが広がる。
ねらい
- 海の生きものに親しみをもつ
- 素材に触れながら、自分なりに形をつくる楽しさを味わう
- できあがった作品を見せ合ったり、イメージを共有したりする経験をもつ
子どもの姿
- 「このさかな、にじいろにする」「ふわふわクラゲにしたよ」と想像をふくらませる姿が見られる
- 「これはおよげる」「○○ちゃんのクラゲといっしょだ」と友達とのやりとりが生まれる
- 作品を並べて、「みてみて、水族館になった」と満足そうに楽しむ表情が見られる
保育者の援助
- 写真絵本や図鑑を用いて、海の生きものへの興味を引き出す
- 毛糸・フェルト・折り紙など、複数の素材を用意して選べるようにする
- 製作が苦手な子には「この目、ここにつけてみる?」など選びやすい援助を行う
- 完成後のごっこ遊びにつながるよう、「およがせてみようか」「お名前は?」など声をかける
環境構成
- 製作コーナーにいきものの写真やイラストを掲示し、イメージを広げやすくする
- 素材はあらかじめパーツ化(目・ひれ・からだなど)しておくと取り組みやすい
- 作品を飾る“水族館コーナー”には、青い布や貝殻、小さな看板などで世界観を演出する
活動②:ひんやりジュースやさんごっこ
透明カップに色水(食紅+水)やスパンコール・お花紙・綿などを入れて、オリジナルジュースをつくる製作あそび。
完成後は「ジュースやさん」ごっこに発展し、友達とやりとりを楽しむ。
スポイト・スプーン・氷など、素材と道具の操作も含む感覚あそびの要素も。
ねらい
- 季節を感じる題材に親しみをもち、自分なりに表現する
- 色や素材の感触を味わいながら、製作の工程を楽しむ
- ごっこ遊びを通して、簡単な言葉のやりとりを楽しむ
子どもの姿
- 「このジュースはソーダ!」「いちごミルクにした」と自分の作品を説明する姿が見られる
- 「いらっしゃいませ」「どれにしますか?」とごっこ遊びの会話が広がる
- スポイトやスプーンを真剣に操作しながら、色が混ざる変化に興味をもつ
保育者の援助
- 「ジュースの写真」「メニュー表」「いろんなコップ」などで子どものイメージを広げる
- スポイト・氷・ビーズなどの素材を紹介し、「どれが冷たそう?」「ぷるぷるしてるね」など感覚に気づく声かけを行う
- ごっこ遊びに入りにくい子には、「○○ちゃんのおみせ、先生が買いに行こうかな」と誘いかける
環境構成
- 製作コーナーには色水の小瓶やカップを配置し、自分で選んでつくれるようにする
- “ジュースやさん”用のスペースにはテーブル・トレー・紙コイン・メニュー看板などを用意する
- 濡れてもいいようにビニールシートなどで床を保護し、安心して取り組める環境にする
夏の遊び・活動を広げたい方へ

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まとめ
3歳児との夏の毎日は、ドタバタしながらも、発見と成長がたくさん。
ごっこ遊びや製作、ちょっとしたルールの中で、子どもたちがどんどん広がっていきます。
ぜひこの記事やPDFを参考に、子どもたちと夏を楽しんで下さい。
BASEで
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