5歳児の大好きなごっこ遊び。子どもたちが夢中になって遊ぶ姿を見ると、こちらも嬉しくなりますよね!でも、「もっと広げたいけどどうすればいいの?」「準備が大変で時間がない…」と悩むことはありませんか?
この記事では、ごっこ遊びを1週間じっくり楽しむための活動プランをご紹介します。製作や絵本、音楽を組み合わせたアイデアで、準備も簡単!日案や週案にそのまま使えるヒントがいっぱいです。
読んだ後には、「これならすぐにできそう!」と思えるプランが見つかるはず。ぜひ一緒に、ごっこ遊びをもっと楽しい時間にしましょう!
ごっこ遊びの魅力と5歳児の特徴
ごっこ遊びは、子どもたちの「やりたい!」という気持ちを引き出しながら、たくさんの学びを自然と育んでくれる遊びです。特に5歳児になると、さらに豊かな展開が楽しめるようになります。
ごっこ遊びの魅力
- 想像力が広がる
子どもたちは「お店屋さん」「病院」「冒険の旅」など、自由な設定で物語を作ります。自分たちで世界を作り上げることで、想像力がどんどん広がります。 - 協調性や社会性が育つ
お友だちと役割を分担して進める中で、「順番を守る」「相手の気持ちを考える」といった協調性や社会性を学びます。 - 自己表現が豊かになる
店員さんやお医者さんになりきって会話をすることで、表現力や言葉のやり取りが楽しく身につきます。
5歳児の特徴
5歳児になると、心や体の成長とともにごっこ遊びの幅も広がります。
- 物語性が深まる
単純な役割分担だけでなく、「お店にトラブルが起きたらどうする?」「冒険の途中で新しい発見があったら?」といった展開を楽しむ姿が見られます。 - リーダーシップが育つ
友達同士で役割を話し合い、「このお店はこんな感じにしよう!」とアイデアを出したりリードしたりする場面も増えてきます。 - 集中して遊び込む力が伸びる
自分たちで決めたルールや役割を守りながら、遊びをじっくりと楽しむ時間が増えます。
ごっこ遊びをテーマにした1週間の活動プラン
5歳児のごっこ遊びをじっくり楽しむためには、テーマを決めて少しずつ活動を展開していくのがおすすめです。ここでは「お店屋さんごっこ」をテーマにした、1週間の活動プランをご紹介します!
製作や絵本、音楽などを取り入れることで、子どもたちがより楽しみながら活動できます。
1日目(月曜日):導入 – イメージを膨らませる
- 活動内容
「どんなお店があったら楽しい?」をテーマに、子どもたちと一緒に話し合います。絵本を読むのもおすすめです。例えば『おおきな木のうえのおみせやさん』など、子どもの想像力を刺激する内容がぴったりです。 - ねらい
子どもたちが自分たちでお店のテーマや役割を考え、遊びへの期待感を持つ。 - ポイント
- 「何を売るお店にする?」と問いかけてアイデアを引き出す。
- 「店員さん」「お客さん」などの役割も話し合う。
2日目(火曜日):製作 – 商品や道具を作る
- 活動内容
お店に必要な商品や小道具を作ります。折り紙でフルーツやパンを作ったり、牛乳パックや空き箱を使って陳列棚を作ったりするのがおすすめです。 - ねらい
遊びに必要なものを準備しながら、ものづくりの楽しさを味わう。 - ポイント
- 「どんな商品があると楽しい?」と子どもたちに考えさせる。
- 作ったものに名前や値段をつける遊びも取り入れると、言葉や数字への興味が広がります。
3日目(水曜日):環境構成 – お店の準備をする
- 活動内容
保育室の一角にお店を作り、遊び場の雰囲気を整えます。テーブルや椅子を使ってレイアウトを決めたり、看板や飾り付けを子どもたちと一緒に考えたりする時間です。 - ねらい
空間を自分たちで作ることで、遊びの世界観を深める。 - ポイント
- 子どもたちに「ここをお店の入口にしよう!」など提案させる。
- 紙や段ボールを使ったレジ台やカウンターを設置する。
4日目(木曜日):ごっこ遊び本番!お店屋さんごっこを楽しむ
- 活動内容
実際に「お店屋さんごっこ」を行います。子どもたち同士で「お客さん役」「店員さん役」を交代しながら遊びを楽しみます。先生が「特別なお客さん」として参加するのもおすすめです。 - ねらい
お友だちと役割を分担しながら、遊びを通じてコミュニケーションを楽しむ。 - ポイント
- 紙のお金やポイントカードを用意して「お買い物体験」を演出する。
- トラブル(例:「売り切れ!どうする?」)が起きたときの対応を子どもたちに任せると、遊びがさらに深まります。
5日目(金曜日):振り返りと次のアイデアづくり
- 活動内容
「お店屋さんごっこ、どんなところが楽しかった?」と感想を聞いたり、作った商品や看板を見返したりします。また、「次はどんなごっこ遊びがしたい?」と子どもたちにアイデアを出してもらいましょう。 - ねらい
活動を振り返ることで、自分たちの達成感や成長を感じ取る。 - ポイント
- 遊びの中で楽しかったことを具体的に言葉で表現する機会を作る。
- 「次は病院ごっこ?」など、次のテーマを子どもたちと決めるのも◎。
この1週間プランは、他のごっこ遊びテーマにも応用できます。「病院ごっこ」「冒険ごっこ」「キャンプごっこ」など、子どもたちの興味に合わせて自由にアレンジしてみてください!
日案・週案に落とし込むポイント
「ごっこ遊びをテーマにした活動プラン」を考える時、日案や週案にどのように落とし込めばよいか迷うこともあるかもしれません。ここでは、実際に指導案に書きやすくするポイントや準備のコツをご紹介します!
1. 活動目標を明確にする
日案や週案を書く際には、「何をねらいにした活動なのか」を明確にすることが大切です。例えば、「お店屋さんごっこ」をテーマにした場合、以下のような目標を設定できます。
- ねらい例:
- 自分の考えを友達に伝え、役割を分担して遊ぶ中で協調性を育む。
- イメージを共有しながら遊びを進めることで、想像力を広げる。
- 簡単な物のやり取りを楽しむ中で、表現力を高める。
目標が明確であれば、計画の流れも組みやすくなります。
2. 活動の具体例を盛り込む
日案や週案に書く内容は、簡潔に具体的な活動内容を記載しましょう。例えば、「製作」や「本番のごっこ遊び」を取り入れる場合、以下のような書き方が考えられます。
- 活動内容例:
- 製作活動:「お店で使う商品を作る。折り紙で果物やお菓子を作り、子どもたちに商品名や値段を考えてもらう。」
- ごっこ遊び本番:「お店屋さんとお客さんに分かれて遊ぶ。役割を交代しながらやり取りを楽しむ。」
活動内容を具体的に記載することで、当日の流れがスムーズになります。
3. 子どもの姿を想定する
計画には、活動中に想定される子どもの姿を記載します。「お店屋さんごっこ」を例にすると、以下のように書くと良いでしょう。
- 子どもの姿例:
- 自分たちで考えた商品を並べて嬉しそうに説明している。
- 友達と相談しながら「お店のレイアウト」を工夫している。
- 商品が売り切れたときに「どうしよう?」と考えている。
このように具体的に想定しておくと、保育者がどう援助するかもイメージしやすくなります。
4. 保育者の援助や配慮を考える
子どもたちが安心して遊びを広げられるよう、保育者がどのように関わるかを記載します。
- 援助・配慮例:
- 子どもたちが意見を出しやすいように、時々質問を投げかけて遊びをサポートする。
- トラブルが起きたときは、解決方法を一緒に考えながら自分たちで解決できるよう援助する。
- 役割分担が偏らないように、「次は交代しようね」と声をかける。
保育者の関わり方を事前に考えておくことで、子どもたちがのびのびと遊びを楽しめます。
5. 環境構成を工夫する
たとえば、「お店屋さんごっこ」の場合:
- 環境構成例:
- 空き箱や牛乳パックで作った棚やカウンターを用意する。
- 子どもたちが並べやすいようにテーブルやスペースを確保する。
- お金や商品を入れる袋などの小道具を用意する。
物や空間の準備を工夫することで、子どもたちの遊びがより自然に広がります。
さらにごっこ遊びを広げたい方へ
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5歳児向け ごっこ遊びを発展させた活動案
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- 特徴その1:具体的な活動内容が項目別に記載
- 活動案ごとに「ねらい」「準備するもの」「保育者の援助」「環境構成」などが詳細に書かれているので、日案・週案にそのまま使えます。
- 特徴その2:何度も繰り返し楽しめる発展アイデア
- 子どもの興味や成長に合わせて活動を展開できるヒントが多数記載。1つのごっこ遊びテーマを何日も続けて楽しめます!
- 特徴その3:忙しい保育士さんの味方
- ダウンロード形式なので、購入後すぐに活用できます。準備の時間を短縮しながら、保育の質を高められる便利なツールです。
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ごっこ遊び以外にも、
・構成遊びから発展させた活動
・室内で行うルールのある集団遊び
・身体を動かす室内活動
・遊びの発展実例30選
・製作100選
など多数あります。
まとめ
5歳児のごっこ遊びは、子どもたちの想像力や協調性、表現力を育む大切な活動です。この記事では、そんなごっこ遊びをテーマにした1週間の活動プランをご紹介しました。
- 月曜日から順番に進めることで、ごっこ遊びが無理なく広がり、子どもたちもじっくりと遊び込むことができます。
- 製作や絵本、音楽などを組み合わせることで、遊びがより楽しく深みのあるものになります。
ぜひ今回のプランを参考に、保育の中で楽しいごっこ遊びの時間を作ってくださいね!
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