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お店やさんごっこの広げ方10の視点|保育のごっこ遊びがマンネリ化しない発展アイデア集

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この記事では、保育のお店やさんごっこの広げ方を、10の視点に整理してお伝えします。

毎日同じやり取りで遊びが止まってしまうのは、先生のアイデア不足ではありません。遊びを広げる「型」を知らないだけなのです。

この記事を読むと、こんなことが分かります。

  • お店やさんごっこがマンネリ化してしまう本当の原因
  • お店の種類や役割を増やして、遊びを何倍にも広げる方法
  • 子ども同士の会話とやり取りが自然に生まれる仕掛けの作り方
  • ごっこ遊びを数や言葉の学びにつなげる具体的な声かけ
  • 遊びを発表会や保育参観などの行事につなげていく道すじ

明日からそのまま試せる内容にまとめました。ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

お店やさんごっこがマンネリ化するのは、アイデア不足ではありません

「今日も同じお店やさん」で止まってしまう日のこと

お店やさんごっこを始めた日は、子どもたちも大盛り上がりだったと思います。手作りのパンを並べて、レジを置いて、いらっしゃいませと大きな声が響く。

でも、3日目あたりから少しずつ様子が変わってきます。商品を並べて、お金を渡して、それでおしまい。子どもたちは10分ほどで飽きてしまい、別の遊びに散っていく。

足りていないのは、アイデアではなく「広げる視点」

マンネリ化の正体は、遊びの中に変化のきっかけがないことです。

パン屋さんという設定だけで遊ぶと、できることは売る・買うの2つしかありません。2つしかない動きを繰り返せば、誰だって飽きてしまいます。

ここで大切なのが、視点を足すという考え方です。

たとえばパン屋さんに配達員という役割を1つ足すだけで、遊びの動きは一気に増えます。注文を受ける、住所を聞く、届けに行く、サインをもらう。たった1つの追加で、子どもの動きが4つに増えるのです。

必要なのは新しいネタを毎日思いつくことではありません。

今ある遊びに何を足せば広がるのか、その足し方の型を知っておくことです。型を持っている先生は、ゼロから考えなくてよくなります。

型があると、子どもの姿から、次の一手が広がる

広げ方の型を持つと、保育の見え方が変わります。

今日は子どもがレジのやり取りを楽しんでいたから、明日はポイントカードを足してみよう。商品作りに夢中だったから、新商品開発の役割を作ってみよう。そんなふうに、目の前の子どもの姿から次の一手を選べるようになります。

今日から使えるお店やさんごっこの広げ方、基本の4つの視点

視点1 お店の種類を増やして、遊びの入り口を広げる

まず一番取り入れやすいのが、お店の種類を増やすことです。

食べ物のお店だけでも、パン屋さん、アイスクリーム屋さん、お弁当屋さん、カフェ、農園直売所など、たくさんの選択肢があります。

お店が変わると、必要な道具も会話も変わります。お弁当屋さんなら、好きなおかずを選んでくださいという言葉が生まれます。農園直売所なら、今日は採れたて野菜を販売中ですという設定ができます。

同じごっこ遊びでも、まったく別の体験になるのです。

さらに、美容院や病院、郵便局、写真館のようなサービスのお店も効果的です。

商品を売らないお店では、次のお客さんどうぞという予約のやり取りや、お薬を出しますねという専門的な会話が生まれます。物のやり取りから人との関わりへ、遊びの質が一段深まります。

季節に合わせたお店も、子どもの気持ちをぐっと引き寄せます。

夏ならかき氷屋さんや縁日屋台、海の家。秋なら焼きいも屋さんや味覚市場。行事とつながることで、遊びが生活とひとつながりになります。

視点2 役割を増やして、一人ひとりの居場所を作る

お店やさんごっこというと、店員さんとお客さんの2役になりがちです。

でも役割は、もっとたくさん作れます。レジ係、宣伝係、配達員、商品デザイナー、店長、棚卸し係、イベントプランナー、バイヤー。数えきれないほどあります。

役割が増えると、クラス全員に居場所ができます。

人前で話すのが苦手な子は、裏方の棚卸し係として活躍できます。おしゃべりが得意な子は、宣伝係としてチラシを配り、今日はパンが半額ですよと声をかける。それぞれの得意がそのまま役割になります。

視点3 やり取りが生まれる仕掛けを、あらかじめ作っておく

会話を増やしたいとき、もっとお話ししてごらんと促しても、なかなかうまくいきません。会話は、必要な場面があってはじめて生まれるからです。

だから、やり取りが必要になる仕掛けを先に作っておきます。

たとえば価格交渉です。この商品ちょっと高いから、まけてもらえますかというお客さん役がいると、店員さんは考えなければいけません。おまけをつけようか、セットにしようか。答えのない問いが、子ども同士の相談を生みます。

期間限定セールやポイントカードも有効です。今日は何が安いのという質問が自然に出てきます。

予約や注文の仕組みも同じで、明日のお弁当を予約したいのですがという場面を作れば、店員さん役はメモを取る必要が出てきます。

視点4 店舗デザインと設備で、お店らしさを高める

見た目を整えることは、思っている以上に大きな効果があります。

段ボールで作った看板が1枚あるだけで、そこが本物のお店になるからです。手作りの看板にお店の名前を大きく書き、ひらがなやカタカナも使って読みやすくしてみてください。

入り口をアーチ型にしたり、のれんを垂らしたりするのもおすすめです。

低い棚に商品を並べれば、子どもが自分で手に取って選べます。入店からレジ、出口へと動線を作ると、接客の流れもスムーズになります。

設備を足すのも効果的です。段ボールの手作りレジ、画用紙で作ったお札やコイン、写真付きのメニュー表。エプロンや名札をつけるだけで、子どもの表情が店員さんの顔に変わります。

世界観が整うほど、子どもは深く遊びに入り込めます。

広げ方を10の視点にまとめた資料「お店やさんごっこの広げ方」

お店やさんごっこの広げ方を全10章の資料にまとめました。

マンネリ化を防ぎ、遊びを何倍にも広げる10の視点というテーマで、現場でそのまま使える形に整理したものです。

収録している10章の内容

資料の構成は次のとおりです。

  • 第1章 お店の種類を増やす(食べ物・専門店・サービス業・季節の特別店を一覧表で紹介)
  • 第2章 役割を増やす(店員、レジ係、宣伝係、配達員、店長など14の役割と具体的な動き方)
  • 第3章 子ども同士のやり取りを増やす(価格交渉、商店街システム、特別なお客さん設定など)
  • 第4章 店舗デザインや設備の充実(看板、外観、レイアウト、レジ、お金、衣装の作り方)
  • 第5章 物語性を加える(背景設定、課題設定、ファンタジー、ミステリー要素)
  • 第6章 世界観を広げたお店やさんごっこ(異文化、おとぎ話、未来のお店)
  • 第7章 教育的要素を取り入れる(数、言葉、社会性、創造力、国際理解)
  • 第8章 科学やアートを取り入れる(実験ショップ、宇宙カフェ、画材屋さん、光と影のアート)
  • 第9章 他クラスや地域との交流(異年齢ペア、全園イベント、保護者参加、地域交流)
  • 第10章 実際の行事につなげる(発表会の劇、保育参観への展開例)

広げ方の型が手に入ると、明日からの保育はこう変わります

先生の準備時間が、ぐっと軽くなる

広げ方の型を持っていると、明日の保育を考える時間が短くなります。

今日の子どもの姿を思い出して、資料をめくって、次に足すものを1つ選ぶ。それだけで準備が終わります。

ゼロから考える必要がなくなると、心の余裕も生まれます。今日はうまくいかなかったと落ち込む代わりに、じゃあ明日はこれを足してみようと前を向けるようになります。この気持ちの変化は、想像以上に大きいものです。

余裕ができると、子ども一人ひとりをじっくり見られるようになります。あの子は今日、商品作りに夢中だったな。あの子はレジのやり取りが楽しそうだったな。

その気づきが、次の保育をさらに豊かにしてくれます。

子どもたちの姿も、確かに変わっていく

子ども同士の関わりも深まります。

売れない商品があるからどうしようと相談したり、お客さんが少ないからもっと宣伝しようと作戦を立てたり。話し合って決める経験が、そのまま社会性の土台になります。

そして何より、遊びが続くようになります。

今日の続きを明日もやりたいという声が上がり、一週間、二週間と遊びが育っていく。その姿を見られたとき、保育の仕事って楽しいなと心から思えるはずです。

まとめ

最後に、この記事の要点を整理します。

  • お店やさんごっこのマンネリ化は、先生のアイデア不足ではなく、遊びを広げる型がないことが原因です
  • お店の種類を増やすと、必要な道具も会話も変わり、まったく別の体験になります
  • 役割を増やすと、一人ひとりに居場所ができ、得意がそのまま活躍につながります
  • 価格交渉や商店街システムなど、やり取りが必要になる仕掛けを先に作ると会話が生まれます

今日紹介した視点は、全部を一度に使う必要はありません。まずは1つ、今のクラスに合いそうなものを選んで足してみてください。それだけで、明日のお店やさんごっこは少し違うものになります。

もっとたくさんの引き出しを手元に置いておきたい方は、全10章の資料もぜひのぞいてみてください。困ったときに開ける一冊があると、日々の保育がぐっと心強くなります。

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この記事を書いた人

フリーランス保育士のあやなです。
10年以上保育士をしています。
子ども達とたくさんの遊びを作り上げ、たくさんの子ども達とワクワクの時間を過ごしてきました。子どもも、保育士さんもママさんもパパさんも、みんながワクワクして、子どもと過ごす時間を楽しめるアイディアをこのサイトで紹介します。

資格
・保育士
・幼稚園教諭一種免許状
・J-shine(小学校英語指導者資格)
・幼保英語検定2級
・おもちゃコンサルト

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