冬の室内保育で、友だちと楽しめる遊びを探している先生へ。新聞紙や画用紙などを使った、4歳児向けのゲーム・ごっこ遊び・製作を7つ紹介します。
外に出られない日が続くと、部屋の中でも思いきり遊んでほしいですよね。
でも、集団ゲームは勝ち負けでもめたり、ごっこ遊びでは同じ役に人気が集まったり。活動を決めるだけでなく、どう進めるかまで悩むこともあると思います。
そんな日は、みんなで1つのものを完成させたり、相談して遊び方を変えたりする楽しみを取り入れてみませんか。
この記事では、次のことがわかります。
- 冬の室内でできる7つの遊びと準備物
- 友だちとのやりとりを楽しめる進め方
- 勝ち負けや役決めで困ったときの関わり方
- 子どものアイデアから遊びを広げるヒント
まずは、今のクラスで取り入れやすそうな遊びを選んでみてください。
販売100部突破!いつもありがとうございます!
「活動のネタや広げ方が分からずワンパターンになってしまう」、「週案・日案の作成に時間がかかり、文章が思いつかない」と悩んでいる保育士さんへ
活動案PDFに、活動や発展の仕方を詳しく書いています!
・ワクワクする遊びアイディア、すぐに使える素材つき
・活動・遊びの広げ方のアイディアが大量
・そのまま週案や日案にコピペできる文例が多数
明日からの保育をもう少しラクに、もっとワクワクしたいという方は、ぜひ下記のホームページをご覧ください。
4歳児の冬の室内遊びは、どんな楽しみを用意する?

遊びを選ぶときは、体を動かしたいのか、やりとりを楽しみたいのかなど、今日の子どもたちの姿を手がかりにしましょう。
場所と楽しみ方から選ぶ
| 遊び | 主な楽しみ | 用意するものの例 |
|---|---|---|
| 雪玉の的あて | 狙い方や距離を試す | 新聞紙、箱 |
| 雪だるま完成リレー | 順番に運んで完成させる | 新聞紙、雪だるま台紙、顔のパーツ |
| ふわふわバルーン | 友だちとタイミングを合わせる | 風船 |
| 冬の絵ビンゴ | 聞いて探す、友だちと確かめる | 手作りカード、クレヨン |
| 冬のレストランごっこ | 注文や料理のやりとり | 紙皿、折り紙、メニュー表 |
| 冬の森のコラージュ | 素材を選び、作品をつなげる | 画用紙、紙や布、のり |
| 雪の結晶モビール | 切り紙の形や揺れ方を楽しむ | 薄い紙、はさみ、糸 |
投げる・運ぶ遊びは、机上の活動から離れた場所で行います。
広さが足りなければ、少人数で順番に楽しむ方法もあります。
子どもが考えられる部分を少し残す
最初から全部を相談すると、始まるまでに時間がかかることもあります。
まずは先生が簡単な遊び方を見せ、そのあとで、的をどこに置くか、お店に何を並べるかなど、選べる部分を用意してみましょう。
自分の考えを言葉にしにくい子には、2つの案から選ぶ、指さしで伝える、友だちの案を試すといった関わり方もあります。
冬の室内で体を動かせるゲーム3選

雪がない地域でも、新聞紙や風船を使って冬らしい遊びを楽しめます。
速さや得点を競う前に、試す面白さや一緒にできた喜びを味わえる形から始めましょう。
1.雪玉の的あて|どこから投げたら入るかな?
ねらい
的との距離を見ながら、投げ方や力加減を試す。
準備するもの
やわらかく丸めた新聞紙の玉、大小の箱、床の目印。
遊び方
- 箱を置き、少し離れた位置に投げる目印を付けます。
- 先生が、新聞紙の雪玉を箱に向かってそっと投げます。
- 子どもが順番に投げ、入るかどうか試します。
- 慣れてきたら、近い場所と少し遠い場所を選べるようにします。
「どこからなら届きそう?」
「今の投げ方だと、箱の手前に落ちたね」
入った数だけでなく、投げた結果に目を向ける声かけをしてみましょう。
遊びの広げ方
子どもと一緒に箱の位置を変えたり、箱に雪だるまの絵を付けたりします。
友だちと同じ箱を狙い、みんなで雪玉を集める遊びにもできます。
配慮すること
人に向けて投げず、投げる方向をそろえます。雪玉を拾うのは投げ終わってから。
新聞紙は硬く締めず、中に物を入れないようにします。
2.雪だるま完成リレー|みんなで顔を作ろう
ねらい
順番に参加し、友だちと1つのものを完成させる楽しさを味わう。
準備するもの
新聞紙の雪玉、大きな雪だるま台紙、目・鼻・口・帽子の紙パーツ。
遊び方
- 少し離れた場所に、顔のない雪だるま台紙を置きます。
- 子どもが雪玉を両手で持ち、歩いて台紙の前まで運びます。
- 雪玉を置いたら、顔のパーツを1つ選んで台紙に付けます。
- 戻って次の子に交代し、みんなで雪だるまを完成させます。
「次は、どのパーツを届けようか?」
「目が付いたね。あと何があるといいかな?」
初めは対抗戦にせず、同じ雪だるまを完成させる遊びにします。
順番を待つ子にも、変わっていく顔を見る楽しみがあります。
遊びの広げ方
雪だるまの家族を作ったり、お皿に雪玉を載せて運んだりしてみましょう。
配慮すること
運ぶ道と戻る道を分けます。
人数が多い場合は台紙を複数用意し、長い列で待ち続けないようにします。パーツの付け方も、貼り直せる形にしておくと遊びやすくなります。
3.ふわふわバルーン|二人で何回つなげられる?
ねらい
相手の動きや風船を見ながら、力加減やタイミングを調整する。
準備するもの
風船、活動範囲がわかる床の目印。
遊び方
- 初めは一人で風船を軽く打ち、動きを確かめます。
- 次に、先生と子どもが向かい合って打ち合います。
- 慣れてきたら、子ども同士で試します。
- 難しい場合は、一度キャッチしてから相手に渡してもかまいません。
「いくよ、って声をかけてみようか」
「そっと打ったら、次の人が触りやすいかな?」
回数をほかのペアと比べず、二人でつながったことを楽しみます。
遊びの広げ方
自分たちの前の回数に挑戦したり、三人で試したりします。
交互に打つことにこだわらず、続けやすい方法を一緒に探しましょう。
配慮すること
ペアごとに場所を分け、風船を追ってぶつからないようにします。
割れる音が苦手な子の参加は無理に誘いません。膨らませる作業は大人が行い、割れた破片はすぐに回収します。
言葉のやりとりも楽しめる室内遊び2選

体を動かす遊びのほかに、言葉を聞いたり、役になってやりとりしたりする遊びも用意しておくと、過ごし方に幅が生まれます。
4.冬の絵ビンゴ|同じ絵はどこにある?
ねらい
冬に関わる言葉や絵に親しみ、聞いて探す遊びを楽しむ。
準備するもの
3×3マスの手作りビンゴカード、読み上げ用の絵カード、クレヨン。
遊び方
- 雪だるま、手袋、マフラー、みかんなど、身近な冬の絵をカードに描きます。
- 先生が絵カードを1枚引き、名前を言って見せます。
- 子どもが自分のカードから同じ絵を探し、丸を付けます。
- 縦・横・斜めのどれかがそろったら、みんなで確かめます。
最初は先生の大きなカードで、1列そろう様子を見せてから始めましょう。
「手袋は、どこにあった?」
「二人で確かめてみる?」
一人で探すのが難しければ、先生や友だちとカードを共有しても楽しめます。
遊びの広げ方
子どもが描いた冬の絵を取り入れたり、読み上げ役を交代したりします。
見つけることに慣れてから、簡単なヒントで何の絵か考える遊びに変えてもよさそうです。
配慮すること
初めは図柄を少なくし、見分けやすくします。
ビンゴになった子から抜ける形にせず、その後も絵探しを続けられるようにしましょう。
5.冬のレストランごっこ|注文を聞いて、料理を届けよう
ねらい
役になりきり、友だちとの言葉のやりとりを楽しむ。
準備するもの
紙皿、紙コップ、折り紙、画用紙、ままごとの道具。
遊び方
- 冬に食べたい温かい料理を、子どもと話します。
- 紙を丸めたりちぎったりして、スープやおでんの具を作ります。
- 絵のメニュー表を置き、料理する場所とお客さんの席を用意します。
- お客さん・料理する人・届ける人など、やりたい役で遊びます。
初めから品数をそろえなくても大丈夫です。
スープを一品作り、お客さんに届けるところから始められます。
「今日は、何のスープがありますか?」
「注文した料理は、どのお皿かな?」
先生もお客さんになり、やりとりのきっかけを作ります。
遊びの広げ方
注文メモや持ち帰りコーナーを加えます。文字が書けなくても、絵や印で注文を残せます。
配慮すること
同じ役をやりたい子が重なったら、料理する人が二人いるお店にするなど、役の人数を変える方法もあります。
役を固定せず、途中で交代できるようにしましょう。材料は実際に口へ入れないことを確認します。
友だちのアイデアにも出会える、冬の製作2選

製作では、一人ひとりが選んで作る時間を大切にしながら、見せ合ったりつなげたりする楽しみも用意できます。
6.冬の森のコラージュ|自分の作品をつなげてみよう
ねらい
素材の違いを楽しみ、自分のイメージを形にする。
準備するもの
背景用の画用紙、白や茶色の紙、包装紙、布、のり、クレヨン。
遊び方
- 冬の木や森の写真、絵本を見ます。
- 子どもが素材を選び、ちぎる・貼る・描く方法で森を作ります。
- 途中の作品も見せ合い、どんな森か話します。
- 希望する子の作品を隣に並べ、大きな森に見立てます。
「この紙は、何にしてみたい?」
「二つの森の間に、道を作ってみる?」
雪を表す方法も、白い紙を貼る、クレヨンで描くなど、子どもが選べるようにします。
遊びの広げ方
森に足あとを加えたり、紙の動物を置いてお話を作ったりして楽しめます。
配慮すること
作品をつなぐ前に、その子の気持ちを確かめます。一人の作品として残したい場合は、それも大切にしましょう。
素材選びに迷う子には、少ない種類から提示します。
7.雪の結晶モビール|開くと、どんな形になる?
ねらい
切り紙の形の変化や、つるした作品の動きを楽しむ。
準備するもの
薄い白や水色の紙、はさみ、のり、糸、つるす土台、うちわ。
遊び方
- 雪の結晶の写真を見て、形や模様に目を向けます。
- 紙を折り、端を少しずつ切ります。
- 紙を開き、現れた模様を見せ合います。
- 先生が糸と土台を使ってつるし、揺れる様子を見ます。
「開いたら、どんな形になると思う?」
「こっちの雪は、どんなふうに揺れるかな?」
切り方の正解をそろえず、開くと模様が現れる面白さを楽しみます。
遊びの広げ方
大小の作品を組み合わせたり、少し離れた場所からうちわで弱い風を送ったりしてみましょう。
配慮すること
重ねた紙が切りにくい子には、折る回数を減らします。
切る工程が難しければ、先生が用意した形に飾り付けてもかまいません。
糸でつるす仕上げは先生が行い、首や手に絡まない高さ・場所にしっかり固定します。
勝ち負けでもめる・遊びが続かないときの関わり方

友だちと遊ぶ中では、思いがぶつかることもあります。
すぐに遊びを終える前に、何に困っているのかを一緒に確かめてみましょう。
負けて悔しいときは、気持ちを受け止めてから
勝ちたかった子に、楽しくやろうと言うだけでは、切り替えにくいこともあります。
「勝ちたかったんだね」
と受け止め、休む・先生と試す・もう一度参加するなど、その子が選べるようにします。
次の回は、二人で運ぶ、全員で雪だるまを完成させるなど、力を合わせる遊び方に変える方法もあります。
勝敗のある遊びに戻すときは、順番や終わり方を短く確認しましょう。
飽きてきたら、子どもが変えたがっている部分を見る
的あてが続かなくなったら、新しいゲームを探す前に、的を作りたいのか、遠くから投げたいのかなど、興味の向きを見てみます。
「次は、どこを変えてみたい?」
と尋ね、出た案を1つ試してみましょう。実際にやってみて、難しすぎたら戻せば大丈夫です。
ルールを変えるときは、途中で参加した子にも伝わるように、一度みんなで確かめる時間を作ります。
明日の遊びと、その先の展開をまとめて考えたい先生へ

室内遊びが1つ決まっても、準備物、ねらい、子どもへの援助まで考えると、意外と時間がかかりますよね。
さらに、気に入った遊びを次の日にどう広げるかまで、一から考えるのは大変です。
そんなときの手がかりになるよう、4歳児の冬の活動案をPDFにまとめています。
20の活動案を、目的から選べます
『4歳児の冬の遊びが広がる!活動アイデア集』には、冬の活動20案と、それぞれの発展アイディアを掲載しています。
目的別の早見表では、活動のねらいに合わせて候補を探せます。
準備レベルや所要時間の目安もあるので、明日使える場所や準備の余裕と照らし合わせて選べます。
今回紹介した遊びも収録しています。記事では室内で実践しやすいように、材料や手順を絞ったり、遊び方をアレンジしたりしています。
PDFには、戸外遊びやクリスマス・お正月に関わる活動も含まれます。
準備と援助を確認し、クラスに合わせて使えます
各活動には、次の内容をまとめました。
- 準備物
- ねらい
- 想定される子どもの姿
- 保育者の援助や配慮
- 環境構成
例えば、友だちと協力する遊びを取り入れたい日は、早見表から活動を選びます。
そのページで必要な物と配置を確認し、クラスの姿に合う援助を考える、という使い方ができます。
慣れてきたら発展アイディアを見て、次に試す方法を選べます。
毎回別のサイトを探し直す負担を減らしたい先生の、保育の引き出しとして役立ててください。
まとめ|冬の室内でも、一緒に工夫する楽しさを
4歳児の冬の室内遊びでは、遊びの種類だけでなく、友だちとどう楽しめるかにも目を向けてみましょう。
- 体を動かす・やりとりする・作るなど、今の姿から選ぶ
- ゲームは、試す面白さや一緒に完成させる楽しさから始める
- ごっこ遊びの役は固定せず、人数や交代の仕方を調整する
- 製作は一人ひとりの表現を大切にし、見せ合う楽しみも作る
- 悔しい気持ちを受け止め、次の参加の仕方を一緒に考える
- 遊びの変化は、子どもの言葉や動きを手がかりにする
まずは、今のクラスで楽しめそうな遊びを1つ選んでみてください。
子どもから出てきたアイデアを加えながら、室内でもワクワクする時間を作っていきましょう。
準備や援助、次の展開までまとめて確認したい方は、4歳児の冬の活動アイデア集もご覧ください。
冬全体の活動選びや計画づくりについては、4歳児が楽しめる冬の遊び・活動案でも紹介しています。
BASEで
・活動案(週案・日案・活動のヒントに)
・遊びの発展の実例集
・製作100選
・発表会の台本
・パネルシアター
・製作・遊びキット
などを販売しています。
発表会の台本や遊びの発展の仕方などは、個別相談もついているものもあります。
インスタで、日々に追われ、保育を楽しめない保育士さんが、保育を楽しめるようなワクワクのヒントをお届けしています。
- 子どもも先生もわくわく楽しめる行事の案・作り方
- パネルシアターや製作をより楽しめる方法
- 遊びの発展の仕方
インスタ→wakuwaku_hoiku
