寒さや雨で、室内で過ごす日が続く冬。
今日も同じ遊びでいいのかなと、活動を考える手が止まることはありませんか。
せっかく準備しても、やらないと言われる。
始まったと思ったら、同じ道具の取り合いになる。
冬らしい活動にしたいけれど、準備を増やす余裕もない。
そんなときは、子どもが今楽しんでいる、運ぶ・並べる・まねする動きを、冬の遊びにつなげてみましょう。
この記事では、2歳児クラス向けの冬の室内遊び7選を紹介します。
- 遊びに合わせたねらいと準備物
- 始めるときや遊んでいるときの声かけ
- 同じ遊びを広げるアイデア
- 参加しない子や、取り合いが起きたときの関わり方
冬の活動案PDFも紹介するので、遊びと指導案のヒントをまとめて探したい先生は参考にしてください。
販売1000部突破!いつもありがとうございます!
「活動のネタや広げ方が分からずワンパターンになってしまう」、「週案・日案の作成に時間がかかり、文章が思いつかない」と悩んでいる保育士さんへ
活動案PDFに、活動や発展の仕方を詳しく書いています!
・ワクワクする遊びアイディア、すぐに使える素材つき
・活動・遊びの広げ方のアイディアが大量
・そのまま週案や日案にコピペできる文例が多数
明日からの保育をもう少しラクに、もっとワクワクしたいという方は、ぜひ下記のホームページをご覧ください。
2歳児の冬の室内遊びを考えるポイント

2歳児の室内遊びでは、同じ活動の中でも、それぞれが楽しめる入り口を用意しておきたいですね。年齢だけで決めず、目の前の子どもの興味や動きから考えてみましょう。
自分で選べる場面を作る
雪玉運びなら、どのボールを運ぶか。
動物遊びなら、うさぎとくま、どちらになりたいか。
小さな選択肢があると、子どものやってみたいことから始められます。選ぶのが難しい場合は、二つに絞って見せたり、先生が使ってみせたりしましょう。
全員が同じ物を選ぶ必要はありません。
ルールは短く、先生がやって見せる
最初から長い説明をするより、先生が一度やってみるほうが伝わりやすい場合があります。
例えば雪玉運びなら、
「この雪玉を、くまさんに届けよう」
と、一つ運ぶ姿を見せます。
色分けや順番などの条件は、初めから重ねすぎず、子どもの様子に合わせて加えます。
冬の見立てと、その子のイメージを両方大切にする
白い布を雪に見立てて用意しても、子どもが布団やケーキとして使うことがあります。
そんなときは、雪の遊びだからと戻さず、
「ケーキになったんだね」
と受け止めてみましょう。
冬らしさをきっかけにしながら、子どもから生まれた遊びも楽しめるとよいですね。
保育で使える!2歳児の冬の室内遊び7選

ねらいは文例です。実際に使う際は、クラスの子どもの姿や園の方針に合わせて調整してください。
1.雪だるまのおうちごっこ
ねらい:身近な生活を再現し、保育者との簡単なやり取りを楽しむ。
準備するもの: マット、白いクッション、タオル、人形、ままごと用品など。
マットでおうちの場所を示し、雪だるまの人形や白いクッションを置きます。屋根や壁を全部作らなくても、おうちの範囲が分かれば始められます。
保育者が、
「雪だるまさん、おうちで何をしようか」
と、人形を動かしてみましょう。
子どもが皿を並べたら、
「ごはんの時間かな」
と、その子の遊びに言葉を添えます。
遊びの広げ方
人形をお客さんとして招く、お昼寝の布団を用意する、おでかけから帰るなど、身近な生活の場面へつなげます。
布を顔にかけたり、首に巻いたりする使い方は避け、出入りする場所を広く取ります。
2.冬の森のお店屋さんごっこ
ねらい:並べる・渡す・受け取る動きや、言葉のやり取りを楽しむ。
準備するもの: 対象年齢に合うままごと玩具、かご、皿、動物のぬいぐるみなど。
保育室の一角に商品を並べ、森のお店に見立てます。木の実のイメージは絵などで添え、小さなどんぐりや木の実、先の鋭い枝は商品に使わない形で取り入れましょう。
保育者が客になり、
「くまさんのおやつ、ください」
と声をかけます。
言葉で返せなくても、商品を渡す、かごに入れるなどの動きでやり取りを楽しめます。いらっしゃいませを言わせることを目標にしなくて大丈夫です。
遊びの広げ方
商品を補充する、ぬいぐるみに届ける、お弁当を作るなど、子どもが楽しんでいる動きに役割を足します。
お店のやり取りより並べることを楽しんでいる日は、その遊びを十分に楽しめるようにしましょう。
3.雪のふわふわ山作り
ねらい:素材を集める・運ぶ・重ねる動きと、形の変化を楽しむ。
準備するもの: 口に入れる心配や絡まりに配慮して選んだ、ひも状でない白い布、かご、ぬいぐるみなど。
この記事では、綿や毛糸などの細かな素材を使わず、布を中心にした遊び方を紹介します。
かごから布を取り出し、一か所に集めて山にします。
「雪が集まってきたね」
「さっきより大きくなったね」
と、変化を一緒に見てみましょう。
積むより運ぶことが好きな子は、かごへの出し入れを楽しむ形でも大丈夫です。
遊びの広げ方
ぬいぐるみのおうちや庭に見立てます。みんなで一つの山を作るほか、一人ずつ小さな山を作れる場所も用意できます。
布の山に潜ったり、上を歩いたりはせず、床に散らばった布は整理します。
4.雪だるまに変身
ねらい:しゃがむ・立つ・歩くなどの動きで、自分なりに表現することを楽しむ。
準備するもの: 雪だるまの絵や写真。音楽はなくても遊べます。
保育者がしゃがんで、
「小さな雪玉です」
と見せます。
そこからゆっくり立ち、
「大きな雪だるまになったよ」
と、両手を広げてみましょう。
小さくなる、大きくなる、ゆっくり歩くなど、分かりやすい動きを楽しみます。同じポーズを求めず、子どもが考えた表現も受け止めます。
遊びの広げ方
「おひさまが出てきたら、雪だるまが少しずつ溶けてきたよ」
と、ゆっくりしゃがみ、座る動きへつなげます。
急に倒れる動きにせず、周囲との間隔を確かめながら進めます。
5.冬の動物まねっこ遊び
ねらい:好きな動物になりきり、さまざまな体の動きを楽しむ。
準備するもの: 動物の絵やぬいぐるみ、必要に応じてマット。
うさぎ、くま、ペンギンなどから、好きな動物を選んで遊びます。
「ペンギンさんは、どんな歩き方かな」
と声をかけ、保育者も一緒に表現します。
跳ぶことが難しければ、膝を曲げたり体を上下に揺らしたりするだけでも大丈夫です。動きの正確さではなく、自分なりに表そうとする姿を受け止めます。
遊びの広げ方
動物の絵を置いた場所をおうちにして帰ったり、食べ物の絵を見つけに行ったりします。
歩く子と四つ這いの子がぶつからないよう、遊ぶ範囲や人数を調整しましょう。
6.雪玉運びゲーム
ねらい:持つ・運ぶ・入れる動きを、自分のペースで繰り返し楽しむ。
準備するもの: 対象年齢に合う柔らかいボール、かご、雪だるまの絵など。
ボールを雪玉に見立て、離れた場所のかごまで運びます。
「雪だるまさんに、雪玉を届けよう」
と、保育者が一つ運んで見せましょう。
最初は障害物のない短い道で始めます。運ぶ速さや数は競わず、一人ひとりが繰り返せるようにします。
遊びの広げ方
届ける相手を動物のぬいぐるみに変えたり、ボールを別のかごへ引っ越しさせたりします。
色分けが好きな子には、色ごとのかごを用意する方法もあります。条件を増やすより、今楽しんでいることに合わせて選びましょう。
7.だるまさん遊び
ねらい:体を揺らす・しゃがむ・立つ動きを楽しみ、お正月の遊びに親しむ。
準備するもの: だるまの絵や写真、ずれにくいマット。
ここでは、だるまさんがころんだの勝ち負けのある遊びではなく、だるまになりきる体遊びを紹介します。
マットの上に座って、
「だるまさん、ゆらゆら」
と、体を左右にゆっくり揺らします。
保育者がしゃがんだ姿勢から立ち、
「よいしょ」
と起き上がる姿を見せてもよいですね。
遊びの広げ方
大きなだるま、小さなだるまに変身したり、最後はだるまのおうちに戻ったりします。
友達と動きをそろえることは求めず、座って揺れるだけの参加も大切にします。
2歳児が遊びに乗ってこない・取り合いになるときの工夫

活動を考えても、思ったとおりに進まないことはあります。そんなときは、新しいネタを探す前に、遊びの入り口や道具の出し方を見直してみましょう。
やらないと言われたら、誘い方を変える
「一緒にやろう」と誘っても、今は入りたくないことがあります。
繰り返し声をかけるより、保育者が遊んで見せたり、そばで見られる場所を用意したりして待ちます。
運ぶことが好きな子なら、
「このかご、お店まで届けてくれる?」
と、活動の一部分から関わる入り口を提案してもよいですね。断られたら、無理に役割を任せなくて大丈夫です。
取り合いが続くなら、同じ道具と場所を増やす
お店屋さんごっこで同じかごを欲しがるなら、似たかごを複数用意する。
雪玉運びで取り合いになるなら、ボールを数か所に分けて置く。
貸して、順番と伝えることに加えて、同時に楽しめる環境を考えます。
遊びが短く終わったら、次に足すものを一つ選ぶ
おうちごっこでごはんを並べていたなら、人形を一体招いてみる。
雪玉を運んでいたなら、届ける場所を変えてみる。
道具や設定を一度に増やしすぎず、その子が楽しんだ動きから考えます。疲れや満足した様子があれば、続けることにこだわらず終えましょう。
冬の室内遊びを楽しむための安全と環境づくり

2歳児の活動では、なりきりややり取りを楽しみながらも、素材や動線を事前に確かめておきます。
小さな自然物や、外れやすい部品を避ける
森の遊びでも、小さなどんぐりや木の実を必ず使う必要はありません。年齢に合うままごと玩具や大きな絵で、遊びのイメージを作れます。
玩具の対象年齢を守り、破損や取れやすい部品がないか確認しましょう。消費者庁も、おもちゃや部品などの誤飲に注意を呼びかけています。
動く場所と、ごっこ遊びの場所を分ける
ボールを運ぶ道が、お店屋さんごっこの前を横切らないようにします。遊ぶ人数に対して狭い場合は、少人数に分けたり、使う場所を変えたりしましょう。
布のずれや、床に散らばった道具にも気を配ります。衣装を付けなくてもなりきり遊びはできるので、首に巻くマフラーや長いひもは使わずに進められます。
動いたあとに休める場所も用意する
体を動かすことを楽しんでいても、疲れるタイミングはそれぞれです。
マットに座る、ぬいぐるみと過ごすなど、活動のそばに落ち着ける場所を用意し、その日の体調や気分に合わせて過ごせるようにします。
冬の遊びと指導案をまとめて考えたい先生へ|2歳児クラス冬の活動案

明日の遊びは決まった。でも、次はねらいと援助を考えなくてはいけない。
遊び方を調べたページを閉じて、今度は指導案の文例を探す。気付けば、準備する物まで確認する時間がなくなっていた。
そんな毎回の検索や組み立ての負担を減らすために使えるのが、**『2歳児クラス 冬の活動案 あそびのアイディア20選』**です。
冬の活動20案と、それぞれ12の発展アイデア
この記事で紹介した遊びを含め、ごっこ遊び、感触遊び、身体を動かす遊び、戸外遊び、クリスマス、お正月の活動を収録しています。
室内遊びだけの教材ではなく、冬の保育全体で使える活動集です。
各活動に12の発展アイデアがあるため、同じ遊びを続けたい日も、次に何を加えるか考えるヒントになります。
準備物・ねらい・援助・環境構成を続けて確認できる
活動ごとに、次の内容を掲載しています。
- 活動内容
- 発展の仕方・アイデア
- 準備するもの
- ねらい
- 子どもの姿
- 保育者の援助・配慮
- 環境構成
例えば雪玉運びを選んだら、準備物を確認し、持ちにくい子への援助や、遊ぶ場所の作り方まで続けて見られます。
一つずつ別の情報を探すより、その活動をどう取り入れるか、見通しを持ちやすくなります。素材や遊び方は、園の安全基準と実際の子どもの姿に合わせて選び直してください。
文例は、今のクラスに合わせて使える
ねらいや援助の文例は、計画を書くときのたたき台にできます。
運ぶことを楽しんでいるクラスなら、持つ・運ぶ動きを中心に。
友達に興味を持ち始めた子には、物の受け渡しや簡単なやり取りを中心に。
同じ活動でも、子どもの姿に合わせて言葉を調整します。PDFの子どもの姿も観察のヒントとし、実際の記録は目の前で見られた様子から書きましょう。
A4・全48ページ。冬の遊びの引き出しを増やしたい先生や、活動から指導案までまとめて考えたい先生におすすめです。
まとめ|2歳児の冬の室内遊びは、やってみたい気持ちから広げよう
冬の室内遊びは、いつものまねっこや運ぶ遊びに、小さな見立てを加えるところから始められます。
- 好きな道具や役を選べる場面を作る
- ルールは短くし、保育者が遊んで見せる
- 冬の設定だけにこだわらず、子どもの見立ても受け止める
- 取り合いには、道具の数や配置からも対応する
- 誤飲や衝突を防ぐため、素材と動線を確かめる
- 活動のねらいや援助は、今のクラスの姿に合わせる
まずは、子どもたちが今楽しんでいる動きに合う遊びを一つ選んでみてください。
その遊びを明日はどう続けようか。ねらいや援助まで一緒に確認したいときは、冬の活動案PDFもご覧ください。
BASEで
・活動案(週案・日案・活動のヒントに)
・遊びの発展の実例集
・製作100選
・発表会の台本
・パネルシアター
・製作・遊びキット
などを販売しています。
発表会の台本や遊びの発展の仕方などは、個別相談もついているものもあります。
インスタで、日々に追われ、保育を楽しめない保育士さんが、保育を楽しめるようなワクワクのヒントをお届けしています。
- 子どもも先生もわくわく楽しめる行事の案・作り方
- パネルシアターや製作をより楽しめる方法
- 遊びの発展の仕方
インスタ→wakuwaku_hoiku
