7月・8月って、プールや行事があって楽しい季節。
でも…毎日の計画を立てるのって、大変ですよね。
「今日は何しよう?」「ねらいってどう書けばいいんだっけ?」
そんなふうに考え込んでしまうこと、きっとあると思います。
4歳児は、遊びのイメージが広がってきて、ごっこ遊びやルール遊びがどんどん面白くなる時期。
だからこそ、その“やってみたい!”の気持ちに合った活動を届けたいですよね。
この記事が週案・日案づくりの参考になればうれしいです。
「週案・日案の作成に時間がかかり、文章が思いつかない」、「活動のネタや広げ方が分からずワンパターンになってしまう」と悩んでいる保育士さんへ
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4歳児の“今”と夏の保育で大切にしたいこと

4歳児は「自分の考え」を出しはじめる時期
4歳児は、「なんで?」「どうして?」という気持ちが強くなり、身のまわりのことに疑問をもったり、自分なりに理由を考える姿が見られるようになります。
遊びでも、「こうしたらどうなる?」「あっちでやってみよう!」と試したり、工夫したりしながらあそびを広げる力が育ってきます。
また、「こうしたい!」という自分の考えを、少しずつ言葉で伝えようとする姿も増えてきます。
関わりが“深まるからこそ”ぶつかりも起きる
友達との関わりもどんどん広がり、今までよりも一緒にあそぶ場面が増えてきます。
でもその一方で、
- 「思い通りにいかない」ことへのイライラ
- 「自分のルール」と「みんなのルール」のズレ
- 「わたしがやる!」「ぼくの!」と気持ちがぶつかる瞬間
なども多くなってきます。
これらは、関わりが広がっているからこその成長の過程です。
保育者がしっかりと受け止めながら、「気持ちを伝えること」「相手の考えを知ること」を少しずつ体験していけるようにしたいですね。
夏は“試してみる体験”を応援するチャンス
夏は、自然・音・水・光など、感覚を使った体験が豊富。
この時期に大切なのは、「やりたい」「試したい」「話したい」を安心して表に出せる場づくりです。
たとえば…
- ごっこ遊びなら、自分のイメージを形にして「伝える」楽しさを感じたり
- ルール遊びなら、「どうすればうまくできるか?」を仲間と考えてみたり
活動のなかで、“関わりながら考える”ことを少しずつ経験していくことで、4歳児の「伝えたい・やってみたい・一緒にやりたい」が、ぐんと育っていきます。
4歳児の活動を考えるときの視点

子どもが“考えられる”場面があるか?
4歳児は、「どうしたらうまくいくかな?」「こっちの方がいいかも!」と、自分なりに考えたり、工夫しはじめる力が育ってくる時期です。
だからこそ、活動の中で「ただやる」だけでなく、「どうしよう?」「やってみたらこうなった!」という“思考の芽”が動き出すような工夫が大切です。
たとえば…
- ごっこ遊びで「この材料でどう作る?」と子どもにアイデアを求める
- ルール遊びで「もっと面白くするにはどうする?」と話し合ってみる
- 遊びの中に、試して、失敗して、考え直せる“余白”を用意する
「できた!」と感じられるゴールがあるか?
4歳児は、「がんばったこと」「やりとげたこと」にしっかり喜びを感じるようになってきます。
活動の中に“達成感”を得られるような仕組みがあると、自信と満足感につながります。
たとえば…
- 完成したものを見てもらったり、紹介したりする
- スタンプやカードで「できたね」と目に見える形で振り返る
- 「今日はここまでやってみよう」と、ちいさなゴールを用意する
「楽しかった」だけじゃなく、「できたね」「がんばったね」と振り返る時間も、育ちにつながります。
4歳児の活動アイディア&指導案文例

活動①:うみのいきものビンゴ
園庭や室内に隠された「うみのいきものカード」(例:さかな・たこ・くらげ・ヒトデなど)を、ビンゴシートのマスと照らし合わせながら探してそろえていくルール遊び。
縦・横・ななめにそろえば「ビンゴ!」。チーム戦やタイムアタックにアレンジも可能。
ねらい
- 簡単なルールを理解し、見通しをもって遊びに取り組む
- 友達と関わりながら、目的に向かって協力する経験をもつ
- 季節の生き物に親しみをもつ
子どもの姿
- 「ここにイカがあったよ」「あと1つでビンゴ」と友達と声をかけ合う
- シートとカードを何度も見比べながら、考えて動く姿
- ビンゴがそろった時に「やった」と達成感いっぱいの表情を見せる
保育者の援助
- 活動前に、ルールをイラストや実物カードを使って視覚的に説明する
- ルールがわからない子には一緒にやって見せながらサポート
- 「あと何が必要かな?」「どこを探した?」など、考えるきっかけになる声かけをする
- 勝ち負けよりも「見つけられた喜び」や「協力の楽しさ」を大事に声かけをする
環境構成
- カードは室内・園庭の安全な範囲に配置(高すぎる位置・危ない場所は避ける)する
- ビンゴシートは3×3や4×4など子どもに合わせたマス数に調整する
- 海の世界を演出する装飾(青い布・魚の飾りなど)で世界観を出す
- すべての子が達成感を味わえるよう、カードの数や種類に余裕をもたせて用意する
活動②:夏のクッキングごっこ
かき氷やアイスクリームなど、夏らしいスイーツを紙、フェルト、綿、毛糸などの素材を使って製作。
そのあと「おみせやさん」として友達にふるまったり、「お客さん」としてやりとりを楽しむごっこ遊びへ展開。
ねらい
- 夏の食べ物や季節感のある題材に親しみをもつ
- 自分のイメージを製作で表現し、完成させる達成感を味わう
- 友達とのやりとりを通して、ごっこ遊びの世界を広げる
子どもの姿
- 「このソースはブルーハワイ」「レモンアイスできたよ」と楽しそうに話す
- フルーツパーツを選びながら「これのせたらおいしそう」と自分なりに工夫する姿が見られる
- 「いらっしゃいませ」「ごちそうさまでした」などやりとりの言葉が自然に出てくる
保育者の援助
- 本物の写真や見本を見せて、イメージをふくらませる
- 素材選びに迷っている子には「この色にすると冷たそうに見えるよ」などヒントを与える
- ごっこ遊びの場面では、店員役・お客役の交代を促して、全員が楽しめるよう調整する
- 完成後には「おみせ紹介タイム」など発表の場をつくって、自信につなげる
環境構成
- 製作スペースとお店スペースをしっかり分ける(製作→開店の流れが明確に)
- メニュー表・注文カード・お金などを用意して遊びが広がる工夫をする
- 商品を飾る棚・トレー・看板なども子どもと一緒に用意して、リアルな空間にする
- 素材は「つめたそう・おいしそう」に見える色・質感を意識して準備(ビニール・キラキラなど)する
夏の遊び・活動を広げたい方へ

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・ねらい
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・室内で行うルールのある集団遊び
・身体を動かす室内活動
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まとめ
4歳児は、自分の思いを少しずつ言葉にしたり、友達と一緒に活動したりすることがどんどん楽しくなってくる時期。
今回ご紹介したようなごっこ遊びやルール遊びは、“やってみたい!”の気持ちを引き出し、関わりや考える力を育てるチャンスになります。
でも実際には、
「週案・日案のねらいがうまく書けない…」
「活動のイメージはあるけど、評価や配慮までまとめきれない…」
と悩む場面も多いですよね。
そんな先生のために、4歳児の夏の活動アイディアと、すぐに使える指導案文例がセットになった教材をご用意しています!
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