こんなこと、感じたことはありませんか?
- 最近、子どもたちが遊びに集中しなくなってきた
- 同じ活動ばかりになっていて、ちょっとマンネリ気味…
- 子どもが楽しそうでも「この先、どう広げよう?」と悩む
- 保育本に載っているアイデアが、現場ではうまくいかない
一つでも「あるある…」と思った方へ。
この記事では、5歳児クラスで“遊びをどう広げていくか”について、ヒントをお届けします。
遊び・活動アイディアのネタ帳100
このネタ帳は、3歳・4歳・5歳児クラス向けの遊び・活動を100個紹介しています。
一つひとつの活動には、以下のような情報を分かりやすくまとめています。
- 遊び方、進め方
- 難易度(3段階)
- 発展方法(応用やアレンジのヒント)
明日の主活動がすぐに決まるだけでなく、年齢や発達に合わせた工夫もすぐにできます。
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「広がらない」ってどういうこと?

「遊びが広がらないな…」と思ったとき、まずは“広がる”ってどういう状態?と考えてみるのがおすすめです。
大人がイメージする“広がり”と、子どもたちが楽しんでいる“変化”は、ちょっと違うこともあります。
同じ遊びでも、実は変化してるかも?
たとえばごっこ遊び。
一見いつもと同じように見えても、登場人物が変わっていたり、ストーリーにアレンジが加わっていたりすることがあります。
それは、子どもたちなりの「発展」なんです。
大人の期待と、子どものペースのギャップ
保育士が「もっとこうなってほしい」と思う姿と、子どもたちの今の姿にギャップがあると、「物足りない」と感じることも。
でも、子どもたちはそのペースでじっくり育っている途中かもしれません。
小さな変化に目を向けよう
まずは、子どもたちの遊びの中にある小さな工夫や変化に目を向けてみましょう。
そこに、次の発展のヒントが隠れています。
年長児の「育ち」がカギになる

5歳児は、友達と協力する力、イメージを共有する力がぐんと育つ時期です。
自分の考えを伝えるだけでなく、相手の考えも受け止めて一緒に形にする力がついてきます。
だからこそ、遊びの中でも「誰かと一緒に何かを作る」「みんなでひとつの世界を楽しむ」といった深まりが自然と生まれやすくなります。
ごっこ遊びは“社会のまねっこ”で広がる
お店屋さんごっこ、病院ごっこ、冒険ごっこ…年長児は、身近な社会や経験したことをもとに、世界をつくり出すのがとても得意です。
ここでのカギは、「役割」と「ストーリー」。
- 誰が何をするのか?
- どんなトラブルが起きて、どう解決するか?
- 明日はどうなるのか?
こうした流れが出てくると、遊びが連日続いたり、子どもたちの中で展開が深まったりしていきます。
ルールのある遊びも、発展のチャンス
鬼ごっこやすごろくのようなルールのある遊びも、年長児になると「自分たちでルールをつくる」段階に進みます。
たとえば「ジャンケンで助けられる鬼ごっこ」や「罠カードのあるすごろく」など、子どもたちのアイディアから新しい遊びが生まれることも少なくありません。
そうしたときに、「やってみよう!」「どうすればもっと面白くなる?」と保育士が少し背中を押してあげると、発展のスピードがぐっと増します。
「気になる」が遊びのスタートになる
子どもたちの「なんか気になる!」という興味は、遊びを発展させる原動力です。
たとえば:
- 虫が気になって → 虫取りごっこ → 昆虫図鑑づくりへ
- 宇宙が気になって → 宇宙飛行士ごっこ → ロケット制作へ
このように、ひとつの関心から連鎖的に遊びが広がっていくのが年長児の面白いところ。
保育士は、その小さな「気になる」の芽を見逃さず、そっと声をかけたり、環境を用意してあげたりすることで、遊びの広がりを支えることができます。
保育士のひとことで、遊びが動き出すことがある

子どもたちが自由に遊んでいるけれど、なんとなく広がらない…。
そんなとき、保育士のちょっとした問いかけや環境の仕掛けが、遊びを一気に動き出すことがあります。
遊びは“自然に広がる”だけではなく、“引き出されて広がる”ことも多いんです。
子どもたちの気持ちにそっと火をつけるような関わりを、具体的に見ていきましょう。
子どもが考えたくなる問いかけとは?
大人が意図をもって質問をするのと同じように、子どもたちも「問いかけられる」ことで、遊びの世界に想像をふくらませていきます。
ごっこ遊びの中で
- 「あれ、このお店、夜はどうしてるのかな?閉まってるの?」
- 「お金がなくなったらどうなるんだろう?」
- 「今日はどんなお客さんが来た?困ってる人もいた?」
⇒ ストーリーが深まり、役割の幅が広がります。
製作の中で
- 「これって、他にも使えそう?」
- 「この材料で、変身できるもの作れるかな?」
- 「みんなでひとつのもの作ったら、何ができると思う?」
⇒ 発想の転換や共同製作につながります。
戸外遊びの中で
- 「この坂道、もっとスピード出せそうかな?」
- 「落ち葉、集めたら何ができる?」
- 「ここの道、地図にしたらどうなるかな?」
⇒ 探求や発見の視点が生まれ、遊びが調べ活動や製作へ発展することも。
“しかけ”で子どもの好奇心に火をつける
保育士の言葉かけ以外にも、環境の準備や“しかけ”はとても効果的です。
子どもたちは、大人が説明しなくても「なんか気になる!」「これ、使ってみたい!」と思えるものに自然と引き寄せられます。
例1:素材コーナーをそっと変える
→ いつものごっこ遊びの横に、布・ダンボール・マスキングテープをそっと置いておく。
→ 「お店に屋根をつけよう!」「お金入れるポストつくろう」など、自発的な製作や空間づくりへ発展。
例2:写真や図鑑を“なんとなく”並べておく
→ 生き物、乗り物、宇宙、街の写真などを遊びの近くに置く。
→ 「これ、作ってみたい!」「図鑑にのってたの、再現できるかな?」と、調べ学習や新しい遊びのきっかけに。
例3:新しい道具や小物を1つだけ加えてみる
→ いつもの積み木遊びに、小さなビー玉やレールをひとつ加えてみる。
→ 「転がせるコース作りたい!」と動きのある新しい遊びへシフトすることも。
さらに遊びを広げたい方へ

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・ねらい
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・保育者の援助
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などが詳細に書かれているので、日案・週案にそのまま使えます。
- 活動案ごとに
- 特徴その2:何度も繰り返し楽しめる発展アイデア(遊びのマンネリ化防止!)
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ごっこ遊び以外にも、
・構成遊びから発展させた活動
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・身体を動かす室内活動
・遊びの発展実例30選
・製作100選
など多数あります。
まとめ
子どもたちは、小さなきっかけでグンと遊びを広げていく力を持っています。
その芽を見つけて、そっと背中を押してあげられるのが、保育士のあたたかい関わりです。
この記事やPDFアイディア集が、あなたの保育のヒントになりますように。
明日も、子どもたちと一緒に、楽しい遊びが生まれますように。
BASEで
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