春は、新しい環境に慣れたり、友達との関わりが増えたりと、3歳児にとって大きな変化のある時期です。
そんな春の保育では、子どもが安心して過ごせる環境作りと季節を感じられる遊びが大切です。
ですが、日々の保育で忙しい中、「週案を考えるのが大変…」「アイデアが思いつかない…」と悩む保育士さんも多いのではないでしょうか?
この記事では、4月・5月の週案作成に役立つ文例や、春ならではの活動・遊びのアイデアをたっぷりご紹介します。
週案を書く際のコツもまとめているので、少しでも負担を減らし、楽しく春の保育を進められるようお手伝いできればと思います。
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3歳児の週案をラクに書く工夫

週案作成を負担に感じることもありますが、少しの工夫でぐっとラクになります!
ここでは、考える時間を減らしつつ、充実した週案を作るためのヒントを紹介します。
① 子どもの「興味」から考える
最近、子どもたちがよく話していることや遊んでいることをヒントに活動を考えると、週案がスムーズに作れます。
例えば…
・「風が強いね」 → 風で動くおもちゃ(風車・こいのぼり)を作る
・「お花いっぱい」 → お花の色探しゲームをする
・「ありさんいた」 → 虫探しのお散歩へ
日々の子どものつぶやきをメモしておくと、週案作成のヒントになります。
② 書きやすい「フレーズ」を準備する
週案に毎回書く「ねらい」や「保育者の援助」などの文章を、いくつかパターン化しておくと楽になります。
例:
・ねらい:「春の自然に親しみながら、のびのびと体を動かす」
・保育者の援助:「子どもの気づきを大切にしながら、一緒に春の変化を楽しむ」
・環境構成:「春を感じる絵本を用意し、興味を広げられるようにする」
③ 遊びを「カテゴリー化」する
毎回遊びを考えるのが大変なら、春の遊びをカテゴリーごとにリスト化しておくとスムーズです。
例:
・自然遊び(春の草花探し・虫探し)
・行事遊び(こいのぼり作り・母の日製作)
・運動遊び(春の風を感じる凧揚げ・しっぽ取り)
週案を書くときに、このリストから選ぶだけでOK!
3歳児の春の活動アイデア&週案の文例

春は自然や季節の変化を感じやすく、3歳児にとって新しい発見がたくさんある時期です。ここでは、春にぴったりの活動と、実際の週案に使える文例を紹介します。
① 春探しのお散歩
- 活動: 園庭や公園を散歩しながら、春の花や虫を見つける
- ねらい: 春の自然に親しみ、季節の変化を感じる
- 子どもの姿: 「たんぽぽが咲いてる」と指をさして発見を楽しむ
- 保育者の援助: 「どんな春のものがあるかな?」と声をかけながら、興味を広げる
- 環境構成: 春の自然を見つけやすい散歩コースを設定する
② ちょうちょになりきろう
- 活動: スカーフや布を羽に見立て、ちょうちょになりきって動く
- ねらい: 体をのびのびと動かし、春の生き物になりきって楽しむ
- 子どもの姿: 「ひらひら飛んでるよ」と羽ばたくように走る
- 保育者の援助: 「お花の周りを飛んでみよう」と声をかけ、イメージを広げる
- 環境構成: ちょうちょのイラストやお花の飾りを用意し、雰囲気を作る
③ しっぽ取りゲーム
- 活動: スズランテープや布をしっぽに見立て、追いかけっこをする
- ねらい: 友達と関わる楽しさを感じながら、体を動かす
- 子どもの姿: 「逃げろ~」と笑いながら走り回る
- 保育者の援助: 「しっぽを取られたら応援しようね」とルールを伝え、遊びを広げる
- 環境構成: 園庭や広い室内スペースを確保し、安全に走れる環境を整える
④ 春の色探しゲーム
- 活動: 園庭やお部屋で「ピンクのもの」「黄色のもの」など春の色を探す
- ねらい: 色の違いに気づきながら、春の自然に興味を持つ
- 子どもの姿: 「たんぽぽは黄色」と嬉しそうに指さす
- 保育者の援助: 「赤いお花はどこにあるかな?」と問いかけながら、発見を促す
- 環境構成: 色カードを用意し、遊びのヒントを提示する
⑤ 春の野菜スタンプ
- 活動: キャベツ・れんこん・ピーマンなどの春野菜を使い、スタンプ遊びをする
- ねらい: 食材に親しみながら、感触遊びを楽しむ
- 子どもの姿: 「お花みたいな形になった」と驚く
- 保育者の援助: 「どんな模様ができるかな?」と問いかけながら、創作をサポートをする
- 環境構成: 野菜の切り口を見せたり、実際の野菜を触れるコーナーを作る
3歳児の春の活動アイデアを考えるポイント

春は、新しい環境に慣れる時期であり、自然の変化を感じやすい季節 です。
3歳児の発達に合わせて、無理なく楽しめる活動を考えることが大切です。
① 季節の自然を取り入れる
春は、花が咲いたり、虫が出てきたり、気温が変わったりと、自然の変化を感じやすい時期です。
散歩や外遊びの中で、子どもたちが実際に見たり触れたりできる 活動を取り入れると、発見の喜びが増します。
② 子どもの興味を大切にする
3歳児は、自分で見つけたものに強く興味を持つ時期です。
大人が決めた活動を一方的に進めるのではなく、子どもが「これなに?」「やってみたい!」と思ったことを広げる と、より楽しく学べます。
取り入れ方の例
- 散歩中に子どもが「ちょうちょがいた!」と気づいたら、ちょうちょの動きをまねっこする遊びにつなげる
- 「風が気持ちいいね!」という会話が出たら、風車作りやビニール袋の凧あげを取り入れる
③ 感触・色・音など、五感を刺激する
3歳児は、目で見たり、手で触ったり、耳で聞いたりしながら学びます。
春の遊びでは、五感をたくさん使う活動を取り入れる と、より豊かな体験になります。
④ 友達と関わる楽しさを感じられる活動を
3歳児は友達と関わることが増えてくる時期です。
春の活動を通して、一緒に発見したり、協力して遊んだりする機会 を作ると、楽しく関わる経験が増えます。
⑤ シンプルでわかりやすい活動にする
3歳児は、長い説明が難しく、一度にたくさんのルールを覚えるのも大変です。
活動を考えるときは、「やってみたい!」とすぐに動けるシンプルな遊びを意識しましょう。
取り入れ方の例
- 「このお花は何色かな?」→ すぐに答えられる簡単な問いかけ
- 「風車を持って走ってみよう!」→ 難しいルールなしで楽しめる遊び
- 「みんなで春のものを探そう!」→ 競争ではなく、ゆるやかに進められるゲーム
3歳児の春の活動アイデア集

春は、自然の変化を感じたり、友達と関わったりするのにぴったりの季節です。
ここでは、簡単に取り入れられる春の遊びを紹介します!
自然を楽しむ遊び
- 春探しビンゴ(「桜」「ちょうちょ」「たんぽぽ」などを見つけてシールを貼る)
- たんぽぽの綿毛飛ばし(綿毛を吹いて飛ばし、どこまで飛ぶか観察)
- 葉っぱでこすり絵(葉っぱを紙に置き、クレヨンでこすって模様を写す)
体を動かして楽しむ
- ちょうちょ追いかけっこ(ちょうちょの形のスティックを持って、風に揺れる動きを楽しむ)
- 春のかくれんぼ(「桜の木の後ろに隠れよう!」など、春の要素を取り入れる)
- 春のジャンプ遊び(花の絵を地面に描き、「ぴょんぴょん跳んでお花にとまろう!」と遊ぶ)
音を楽しむ
- 春の自然の音探し(「風の音」「鳥の声」「葉っぱが揺れる音」を探して耳をすませる)
- 春の歌リズム遊び(「春が来た」「ちょうちょ」などの歌に合わせて手を叩く)
- 花びらマラカス作り(ペットボトルに花びらやビーズを入れて、シャカシャカ音を楽しむ)
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春の活動以外にも、
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・構成遊びから発展させた活動
・室内で行うルールのある集団遊び
・身体を動かす室内活動
・遊びの発展実例30選
・製作100選
など多数あります。
まとめ
春は、自然の変化を感じたり、新しい環境に慣れたりする大切な時期です。
子どもたちと春の自然や遊びを楽しんでくださいね!
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