お店屋さんごっこが盛り上がらない原因は、先生の関わり方やアイデア不足ではありません。
多くの場合、「準備」と「広げ方」が分かりにくいだけです。
この記事では、準備がラクなのに、遊びが自然に深まる「お店屋さんごっこ素材集」 を使って、遊びの広げ方を詳しく解説します。
「これで合っているのかな」
「もっと広げてあげたいけど、どうしたらいいんだろう」
そんな不安を感じながら、お店屋さんごっこを見守っている先生にこそ、安心して使えるヒントをお届けします。
お店屋さんごっこ素材集
お店屋さんごっこは、ほんの少しの環境・素材・声かけがあるだけで、遊びは広がります。
保育士の「困った」をまるごと支える
お店屋さんごっこ素材集の内容
① すぐ使える素材セット(印刷するだけ)
② 遊びが止まったときの声かけ集
③ 年齢別|お店屋さんごっこ 発展・関わり完全ガイド
④ 発展の仕方・遊びの広げ方大全
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お店屋さんごっこが盛り上がらないのは、先生のせいじゃない

「お店屋さんごっこ、思ったより続かなかったな」
「最初は楽しそうだったのに、すぐ別の遊びに行ってしまった」
そんなふうに感じたこと、ありませんか。
よくある悩み|すぐ終わる・同じ遊びのくり返し
保育の現場で、よく聞く声があります。
- 商品を並べただけで終わってしまう
- 「いらっしゃいませ」「どうぞ」だけをくり返している
- 役の取り合いになる
- 先生が入らないと遊びが止まる
どれも、珍しいことではありません。むしろ、多くのクラスで見られる姿です。
実は多い「準備と展開が見えない」問題
お店屋さんごっこが盛り上がらない原因は、アイデア不足や経験不足ではないことがほとんどです。
多いのは、こんな状態です。
- 何を用意すればいいか分からない
- どこまで準備すればいいか迷う
- 次にどう展開すればいいか見えない
準備や先の見通しが立たないと、先生自身も不安になりますよね。
その不安は、知らないうちに「声をかけすぎる」「答えを出してしまう」という形で出てしまうこともあります。
これは、真面目な先生ほど起こりやすいことです。
ごっこ遊びは「完成させなくていい」
お店屋さんごっこは、立派に成立させなくても大丈夫な遊びです。
- 会話が続かなくてもいい
- 途中で終わってもいい
- 同じことのくり返しでもいい
子どもたちは、その中で「まねる」「やってみる」「感じる」という経験を積んでいます。
大切なのは、うまくやらせることではなく、続けられる環境をつくること。
そのために必要なのは、先生の頑張りではなく、少しだけ助けてくれる“土台”です。
このあと紹介する素材集は、その土台を、無理なく整えてくれるものです。
準備がラクになると、遊びは自然に続き出す

お店屋さんごっこがうまくいかないとき、「もっと準備しないといけないのかな」と思うことはありませんか。
でも実は、準備が大変だからこそ、遊びが続きにくくなっているということも、とても多いです。
先生が疲れてしまうと、楽しさよりも「回さなきゃ」「成立させなきゃ」が先に立ってしまいます。
それは、子どもにも自然と伝わってしまうものです。
手作りが負担になる理由
お店屋さんごっこは、手作りしようと思うと、いくらでも作れてしまいます。
- 商品
- お金
- 看板
- 値札
- メニュー
「ここまで用意しないとだめかな」
「ほかのクラスみたいにできていないかも」
そんな気持ちが重なると、準備=負担になってしまいます。
本来は楽しいはずの遊びなのに、始める前から疲れてしまう。これは、決して珍しいことではありません。
最初から全部そろえなくていい
お店屋さんごっこで大切なのは、完璧なセットを用意することではありません。
むしろ、
- 最低限の道具がある
- 役になりきれる雰囲気がある
- 先生が構えすぎていない
この3つがそろうだけで、遊びは自然と動き出します。
最初は、
- 商品とお金だけ
- 看板は1つだけ
それでも十分です。
「足りないね」
「これもほしいね」
その気づきこそが、次の遊びにつながっていきます。
環境が整うと、先生の声かけが減る
準備が整っていると、先生は無理に声をかけなくてもよくなります。
- 「次はこうしてみようか」
- 「それは違うよ」
と導かなくても、子どもたちが自分で考え始めるからです。
環境が語ってくれると、先生は見守る役に回れます。
すると、
- 声をかけるタイミングに余裕が生まれる
- 子どものやりとりを落ち着いて見られる
- 「これでいいのかな」という不安が減る
という変化が起こります。
準備がラクになることは、先生が手を抜くことではありません。
子どもが主体的に遊ぶための、大切な土台づくりです。
このあと紹介する素材集は、その土台を、「考えなくても自然に整う形」で支えてくれます。
お店屋さんごっこ素材集でできること【素材編】

この素材集のいちばんの魅力は、「これがあれば、とりあえず始められる」という安心感です。
お店屋さんごっこをやろうと思ったとき、何を用意すればいいか迷うことは多いですよね。
この素材集には、その迷いを減らしてくれるものが、最初からそろっています。
子どもが役になりきれる素材がそろっている
素材集に入っているのは、
- お金(硬貨・紙幣)
- 値札・メニュー・注文カード
- レシート・割引シール
- 店員さんバッジ
など、お店屋さんごっこに欠かせない基本の道具です。
これらがあるだけで、子どもたちは自然と役になりきります。
「これください」
「○円です」
言葉を教えなくても、環境がやりとりを引き出してくれるのが大きなポイントです。
看板やカードがあるだけで、世界観が生まれる
OPEN/CLOSEの看板や、SALE・人気ランキング・今日のおすすめ。
こうした看板は、遊びを無理に広げなくても、子どもが自分から使いたくなる仕掛けになります。
- 看板を出す・しまう
- 並べ替える
- 相談して決める
それだけで、遊びに動きが生まれます。
先生が「次はどうする?」と聞かなくても、素材が次の展開をそっと教えてくれます。
行事・自由遊び・部分遊びにも使いやすい理由
この素材集は、全部を一気に使わなくても大丈夫です。
- 行事前は、看板とお金だけ
- 自由遊びでは、メニューと注文カード
- 部分遊びとして、ポイントカードだけ
必要な分だけ取り出せるので、クラスの様子や時期に合わせて調整できます。
「今日はここまででいい」
そう思えることが、長く続くごっこ遊びにつながります。
素材がそろっていることで、先生は考えすぎず、構えすぎずにいられます。
それが結果的に、子どもたちの遊びを、いちばん伸ばしてくれます。
遊びを広げたいときに使えるアイディア

お店屋さんごっこをしていると、「ここから、どう広げたらいいんだろう」と立ち止まる瞬間があります。
でも、無理に新しいことを足さなくても大丈夫です。
少し視点を変えるだけで、遊びはまた動き出します。
ここでは、頑張りすぎずに使える広げ方を紹介します。
環境を変えて広げる
いちばん簡単で、効果が大きいのが環境を少し変えることです。
たとえば、
- 机の上 → 床に広げる
- 部屋の一角 → 部屋全体へ
- 入り口と出口をつくる
それだけで、「ここはどこにする?」「並ぶところがいるね」と、子ども同士のやりとりが生まれます。
先生が説明しなくても、空間が次の遊びを教えてくれます。
役割・サービス・ルールを増やす
遊びが落ち着いてきたら、役割やサービスを少しだけ増やすのもおすすめです。
- 店長・レジ係・呼び込み係
- スタンプカードやクーポン
- セットメニュー
全部を一度に出す必要はありません。
「これがあったらどうなるかな」と、問いかけるだけで十分です。
ルールも同じです。
- 一人何個まで?
- 混んだらどうする?
決める過程そのものが、大切な遊びになります。
トラブルを「次の遊び」に変える視点
ごっこ遊びには、トラブルがつきものです。
- ケンカになった
- 売り切れた
- お客さんが来ない
でも、それは、遊びが終わる合図ではありません。
- 売り切れた → 新商品を作る
- ケンカ → 話し合い会議
- お客が少ない → 宣伝を考える
困ったことを、次の展開につなげるだけで、遊びはまた続いていきます。
先生は、解決してあげなくて大丈夫です。
「どうする?」その一言が、十分なきっかけになります。
遊びを広げることは、何かを足すことではなく、今あるものを、少し違う角度で見ることです。
素材集があると、その選択肢を、先生が一人で考えなくて済みます。
まとめ
お店屋さんごっこは、保育の中でもとても魅力的な遊びです。
でもその一方で、準備や関わり方に迷いやすく、「これでいいのかな」と不安になりやすい遊びでもあります。
この素材集は、先生ががんばりすぎなくても、遊びが自然に動き出す土台を整えてくれます。
「まずは、これだけ出してみよう」
「今日は、ここまででいいかな」
そんなふうに、気持ちに余白を持ちながら使えることが、いちばんの魅力です。
お店屋さんごっこに少しでも迷いがあるなら、一人で抱え込まずに、支えになる道具を頼ってみるのもひとつの選択です。
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