雨の日は、外で遊べない分、室内での活動をどうするか悩むことが多いもの。特に年長クラスでは、子どもたちがエネルギーを持て余し、何をするにも集中力が続きにくいことがありますよね。
この記事では、そんな保育士さんのために、室内で楽しめる活動をジャンルごとにご提案します!
さらに「雨の日だからこそ楽しめる」特別なアイデアも盛り込んで、子どもたちがいつもと違った体験を楽しめるようにしました。
準備が簡単でクラス全員が参加できるものばかりなので、次の雨の日が楽しみになるはずです。ぜひ日々の保育に取り入れて、子どもたちと笑顔いっぱいの時間を過ごしてくださいね!
運動系アクティビティ:身体を動かしてエネルギー発散!
雨の日も子どもたちは元気いっぱい!室内でも工夫次第で楽しく身体を動かせるアクティビティをご紹介します。
1. 新聞紙ジャンプ競争
新聞紙をマット代わりに使い、子どもたちにジャンプしながら移動してもらいます。スタート地点からゴールまで、新聞紙を1枚ずつ進めて「渡る島」を作り、その上をジャンプして渡ります。失敗して落ちたらスタート地点に戻るというルールでゲーム性をプラス!
準備物:新聞紙数枚
ポイント:広いスペースがなくても楽しめるアクティビティです。
2. 風船バレー
風船を使った簡単なバレーゲーム。ネット代わりにロープや布を使い、子どもたちを2チームに分けて風船を打ち合います。ルールをシンプルにすることで、年長さんでも無理なく楽しめます。
準備物:風船、ネット用のロープまたは布
ポイント:風船が軽いので安全。ルールをアレンジして全員参加型にできます。
3. 段ボール滑り台
大きな段ボールを斜めにセットし、ミニ滑り台を作ります。座って滑るだけでも楽しく、クッションやマットを敷いて安全を確保すれば安心です。
準備物:段ボール、大型クッション、マット
ポイント:特別な準備が不要で、工夫次第で大盛り上がりできます。
創作系アクティビティ:雨の日だからこそ集中して楽しめる!
雨の日は、外で遊べない分、室内でゆっくりとした時間を楽しむのもおすすめです。ここでは、子どもたちの創造力を引き出す、楽しい創作系の活動をご紹介します。
1. 雨をテーマにした絵本作り
子どもたちと一緒に、雨の日をテーマにした絵本を作ってみましょう。表紙のデザインから物語の内容まで、子どもたち自身が自由にアイデアを出して作ります。完成した絵本はクラスで回し読みするのも楽しいですね。
準備物:画用紙、色鉛筆、のり、はさみ
ポイント:数日かけて制作し、完成後は発表会をすると達成感が生まれます。
2. お天気ステンドグラス
黒画用紙で枠を作り、中にセロハン紙を貼ってステンドグラス風の作品を作ります。窓に貼ると、まるで本物のステンドグラスのような雰囲気が楽しめます。
準備物:黒画用紙、セロハン紙、のり、はさみ
ポイント:雨や虹をモチーフにすると、雨の日ならではの作品が完成します。
3. 雨の音を表現するアート
水彩画や指スタンプを使って、雨の音を視覚的に表現するアート作品を作ります。雨粒が落ちる様子や、雨の音の「感じ」を子どもたちなりに描いてもらいましょう。
準備物:水彩絵の具、スタンプ、画用紙
ポイント:作品に音のイメージを込めることで、想像力が広がります。
リラックス系アクティビティ:静かで心が落ち着く時間を
雨の日は、あえて穏やかでリラックスできる活動を楽しむのもおすすめです。子どもたちがゆったりとした時間を過ごしながら、集中力や想像力を養えるアクティビティをご紹介します。
1. 影絵遊び
ランプや懐中電灯を使って、傘や手を活用した影絵遊びを楽しみます。影絵で物語を作ったり、動物や形を子どもたちに想像させたりすると、静かな中でも創造力が引き出されます。
準備物:懐中電灯、布、傘
ポイント:薄暗い環境を用意することで、より雰囲気が高まります。
2. 室内キャンプごっこ
大きな布や毛布を使ってテントを作り、ランプを灯して「キャンプごっこ」をします。中でお話を読んだり、歌を歌ったりして過ごします。
準備物:布、毛布、ランプ
ポイント:特別な環境を作り出すことで、子どもたちにとって非日常の体験となります。
3. 音楽で感じる雨の世界
雨をテーマにした音楽を聴きながら、自由に想像した風景を絵に描いてもらいます。音楽のリズムや雰囲気からインスピレーションを得た個性的な作品が生まれます。
準備物:雨をテーマにした音楽、画用紙、クレヨン
ポイント:感覚を研ぎ澄ませて音楽を感じ取る経験が、子どもたちの感性を育みます。
雨の日ならではのスペシャルアイデア:特別な思い出を作ろう!
雨の日だからこそ楽しめる、ちょっと特別な活動を取り入れてみませんか?クラス全員で取り組めるスペシャルアイデアをご紹介します。
1. 雨音リズム遊び
雨音に耳を澄ませ、そのリズムに合わせて手拍子や楽器を鳴らして遊びます。リズムを感じ取った後は、子どもたちが自由に雨音を再現してみたり、自分だけのリズムを作ってみたりしても楽しいです。
準備物:太鼓やタンバリン、マラカスなどの楽器(手作り可)
ポイント:即興性が高く、雨の音から感じたイメージを形にする楽しさがあります。
2. 雨の日探検隊
「室内探検」のテーマを決めて、雨の日の冒険ごっこをします。秘密の地図や隠された宝物を用意して、子どもたちにクイズやミッションを解いてもらいながら進めます。
準備物:地図、宝物(おもちゃや小物)
ポイント:探検ごっこはストーリー性を持たせると一層楽しめます。
3. ペットボトルで作る雨音マラカス
ペットボトルにビーズやお米を入れて雨音を再現するマラカスを作ります。作った後は音を鳴らしながらリズム遊びや合奏を楽しみます。
準備物:ペットボトル、ビーズやお米、装飾用のテープ
ポイント:雨音を自分の手で作り出す感覚が、子どもたちに新しい発見を与えます。
まとめ
雨の日は外で遊べない分、室内活動に工夫が必要ですが、今回ご紹介したアイデアを取り入れることで、子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごせるはずです。
運動系・創作系・リラックス系・スペシャルアイデアといった多彩なジャンルの中から、クラスの雰囲気や子どもたちの気分に合った活動を選んでみてください。
次の雨の日には、この記事を参考にして、子どもたちが笑顔いっぱいで過ごせる1日になりますように。
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