保育園の発表会やお遊戯会の準備は、保育士さんにとってワクワクする一方で、時間や予算の面でなかなか大変な作業ですよね。
小道具や大道具の準備には多くの手間がかかりますが、工夫次第で「身近な材料」でも簡単に、しかも子どもたちも一緒に楽しめるアイテムがたくさん作れます。
今回は、そんなお遊戯会や発表会で活躍する「手軽に作れる小道具・大道具アイデア」を30選ご紹介します。
段ボールや紙皿、100均アイテムなど、保育園や家で手に入りやすい材料ばかりなので、コストを抑えながらも楽しく準備ができるはずです。
一部のアイデアには、子どもたちが自分で参加できる工夫も取り入れていますので、準備の過程からみんなで楽しむことができます。ぜひ参考にして、素敵な発表会を演出してみてください!
身近な材料で小道具や大道具を作る!簡単アイデア集30選
素材ごとにまとめました。
新聞紙で作れるもの
新聞紙で作れる小道具・大道具を紹介します。
1. 新聞紙で作るかぶと
- 例:戦士やヒーローの帽子
- 用意するもの:新聞紙、マーカー、テープ
- 作り方のポイント:新聞紙を折ってかぶとの形にし、マーカーで模様を描くことでオリジナルのかぶとが完成。子どもたちも好きな模様を描いて楽しめます。
2. 新聞紙で作るマント
- 例:魔法使いやヒーロー役に
- 用意するもの:新聞紙、テープ、ひも
- 作り方のポイント:新聞紙を広げて肩にかけられる形にし、ひもをつけて首元を留めるとマントになります。軽くて動きやすく、装飾も自由にできます。
3. 新聞紙で作る剣
- 例:騎士や戦士の役に
- 用意するもの:新聞紙、テープ
- 作り方のポイント:新聞紙を細長く丸めて、端をテープで固定すると剣の形になります。剣の部分を大きくすると盾にも応用可能です。
紙皿で作れるもの
紙皿で作れる小道具・大道具を紹介します。
4. 紙皿で作るお面
- 例:おばけ、動物、お姫様のお面
- 用意するもの:紙皿、クレヨン、はさみ、ゴム紐
- 作り方のポイント:紙皿に目の部分をくり抜き、顔を描くだけで簡単なお面が作れます。子どもたちと一緒に作ることで、それぞれの個性を表現できます。
5. 紙皿で作るヘルメット
- 例:騎士やロボットの頭飾りに
- 用意するもの:紙皿、クレヨン、テープ、ゴム紐
- 作り方のポイント:紙皿を頭のサイズに合わせてカットし、頭にフィットするようにゴム紐をつければ簡単なヘルメットに。装飾を加えるとより華やかになります。
6. 紙皿で作るフラワーデコレーション
- 例:舞台の飾りや小道具として
- 用意するもの:紙皿、折り紙、のり
- 作り方のポイント:紙皿に折り紙の花びらを貼りつけて、舞台の飾りや花束に使えます。明るい色で作ると、舞台が一気に華やかに。
段ボールで作れるもの
段ボールで作れる小道具・大道具を紹介します。
7. 段ボールで作る背景セット
- 例:お城、森、海の背景
- 用意するもの:段ボール、絵の具やクレヨン
- 作り方のポイント:段ボールにシーンに合わせた絵を描き、大きな背景を作ります。段ボールの立体感が舞台をよりリアルに見せます。
8. 段ボールで作るテレビの枠
- 例:ニュースやお店屋さんごっこに
- 用意するもの:段ボール、ペイント、カラーペーパー
- 作り方のポイント:段ボールに四角い穴を開けてテレビの枠にします。ニュースキャスターやテレビショー風のシーンにぴったりです。
9. 段ボールで作る大きなフルーツ
- 例:リンゴやバナナなどの小道具
- 用意するもの:段ボール、絵の具
- 作り方のポイント:段ボールをフルーツの形にカットし、色を塗って食べ物の小道具に。シーンに合わせたアクセントとして活用できます。
ペットボトルで作れるもの
ペットボトルで作れる小道具・大道具を紹介します。
10. ペットボトルで作るマラカス
- 例:音を出して盛り上げる小道具
- 用意するもの:ペットボトル、ビーズや小石、テープ
- 作り方のポイント:ペットボトルにビーズや小石を入れて封をするだけ。簡単に音が鳴り、子どもも持ちやすいです。
11. ペットボトルで作る望遠鏡
- 例:冒険や探検シーンに
- 用意するもの:ペットボトル、カラーペーパー、テープ
- 作り方のポイント:ボトルを2つ並べてテープでつなぎ、外側にカラーペーパーで装飾します。探検ごっこに使える手軽な小道具です。
12. ペットボトルキャップで作る宝石
- 例:お姫様や王子様のアクセサリーに
- 用意するもの:ペットボトルキャップ、絵の具
- 作り方のポイント:キャップを宝石の色に塗って小道具に。ネックレスやブレスレット風の小物も簡単に作れます。
画用紙で作れるもの
画用紙で作れる小道具・大道具を紹介します。
13. 画用紙で作る草の茂み
- 例:森や草むらのシーンに
- 用意するもの:緑の画用紙、はさみ、のり
- 作り方のポイント:画用紙を草の形に切り取り、並べて貼るだけで草むらの雰囲気に。立てかけるだけで簡単な背景にもなります。
14. 画用紙で作る大きな蝶の羽
- 例:蝶や妖精の役に
- 用意するもの:画用紙、ゴム紐、クレヨン
- 作り方のポイント:画用紙を羽の形に切って背中につけると、蝶や妖精の衣装が完成します。
15. 画用紙で作る魔法の杖
- 例:魔法使いの小道具に
- 用意するもの:画用紙、ストロー
- 作り方のポイント:星形に切った画用紙をストローに貼りつけて簡単な魔法の杖に。星にキラキラの模様を描くと魔法らしい雰囲気が出ます。
アルミホイルで作れるもの
アルミホイルで作れる小道具・大道具を紹介します。
16. アルミホイルで作るロボットの腕
- 例:ロボットやサイボーグの役に
- 用意するもの:アルミホイル、ティッシュの芯
- 作り方のポイント:芯にアルミホイルを巻きつけて金属風の腕を演出。ロボットや未来風のキャラクターにピッタリです。
17. アルミホイルで作る剣
- 例:騎士や勇者の小道具に
- 用意するもの:アルミホイル、段ボール、テープ
- 作り方のポイント:段ボールを剣の形にカットし、アルミホイルで覆ってテープで固定。銀色の輝きがリアルな剣を演出します。
18. アルミホイルで作る王冠
- 例:王子様やお姫様の衣装に
- 用意するもの:アルミホイル、カラーペーパー
- 作り方のポイント:アルミホイルで輪を作り、カラーペーパーで飾りをつけて簡単な王冠に。見た目もきらびやかで豪華に見えます。
カラービニール袋で作れるもの
カラービニール袋で作れる小道具・大道具を紹介します。
19. カラービニール袋で作る魚の飾り
- 例:水族館や海のシーンに
- 用意するもの:カラービニール袋、マーカー、テープ
- 作り方のポイント:袋に空気を入れてふくらませ、マーカーで顔を描いて魚の形に仕上げます。たくさん作って並べると、海の世界を演出できます。
20. カラービニール袋で作るクラウン
- 例:パーティーや道化役に
- 用意するもの:カラービニール袋、ひも、マーカー
- 作り方のポイント:ビニール袋を膨らませて頭にかぶれるようにし、カラフルな色で飾り付け。楽しい雰囲気が一気に出て、イベントにぴったりです。
21. カラービニール袋で作るドレス
- 例:プリンセスや舞台衣装に
- 用意するもの:カラービニール袋、リボン、テープ
- 作り方のポイント:大きなビニール袋を切って体に巻きつけ、リボンでウエストを留めれば即席ドレスに。軽くて色鮮やかな衣装が簡単に作れます。
トイレットペーパーやペーパータオルの芯で作れるもの
トイレットペーパーの芯で作れる小道具・大道具を紹介します。
22. トイレットペーパー芯で作る双眼鏡
- 例:探検や冒険シーンに
- 用意するもの:トイレットペーパー芯2つ、テープ、ひも
- 作り方のポイント:芯を2本並べてテープでつなぎ、ひもで首からかけられるようにすると子どもたちも探検家気分に。
23. トイレットペーパー芯で作る動物の足
- 例:象や恐竜などの動物キャラクターに
- 用意するもの:トイレットペーパー芯、絵の具
- 作り方のポイント:芯を4つ用意して足のように並べ、動物の足として演出。かわいくペイントするとリアルな足に見えます。
24. ペーパータオル芯で作る剣や杖
- 例:勇者の剣や魔法使いの杖
- 用意するもの:ペーパータオル芯、アルミホイル、テープ
- 作り方のポイント:芯を銀色のアルミホイルで包むと簡単な剣や杖になります。軽くて安全に扱えるため、小道具として便利です。
折り紙で作れるもの
折り紙で作れる小道具・大道具を紹介します。
25. 折り紙で作る花飾り
- 例:舞台の背景や飾り付けに
- 用意するもの:折り紙、のり
- 作り方のポイント:折り紙でさまざまな色の花を折り、背景や手に持つブーケにアレンジ。色の組み合わせを工夫すると華やかに。
26. 折り紙で作る王冠
- 例:王様や女王様の役に
- 用意するもの:折り紙、シール
- 作り方のポイント:細長く折り重ねた折り紙を輪にして頭に乗せ、シールやキラキラの飾りをつければ王冠に。特別感が出る小道具です。
27. 折り紙で作る指輪
- 例:宝石を身に付けるシーンやアクセサリーに
- 用意するもの:折り紙、テープ
- 作り方のポイント:折り紙を指輪の形に折って簡単なアクセサリーに。宝石風に見える色や形にすると一層映えます。
毛糸で作れるもの
毛糸で作れる小道具・大道具を紹介します。
28. 毛糸で作るおひげ
- 例:おじいさんやキャラクターの変装に
- 用意するもの:毛糸、テープ、はさみ
- 作り方のポイント:毛糸を適当な長さに切り、束にしてテープで貼り付けるだけで簡単なおひげが完成。キャラクターになりきれる楽しい小道具です。
29. 毛糸で作るカツラ
- 例:魔女や魔法使いの変身に
- 用意するもの:毛糸、紙袋、テープ
- 作り方のポイント:毛糸を紙袋に貼りつけてかぶると、髪の長さや色を変えたカツラに。子どもたちの変身に使えます。
30. 毛糸で作るブレスレット
- 例:お姫様や王子様のアクセサリーに
- 用意するもの:毛糸、ビーズ
- 作り方のポイント:毛糸を編んでビーズを通すだけで簡単なブレスレットが完成。キャラクターになりきり、気分も盛り上がります。
小道具・大道具作りで子どもと一緒に楽しむポイント
お遊戯会や発表会の小道具・大道具作りでは、子どもたちも一緒に制作に参加できる場面を取り入れると、イベントへのワクワク感がさらに高まります。
また、「自分で作った!」という達成感が、当日の自信にもつながるでしょう。ここでは、子どもと楽しみながら安全に作業するためのポイントをお伝えします。
1. 子どもができる作業を工夫して取り入れる
- 色塗りやシール貼りで個性を出す
例えば、段ボールの背景セットに色を塗ったり、紙皿のお面にシールを貼ったりする作業は子どもたちにぴったりです。色塗りの場面では好きな色を自由に使えるようにすると、子どもたちも喜んで参加できます。多少の「はみ出し」も、大道具に味わいを加えるポイントになります。 - 簡単なパーツを貼る・つなげる
動物の耳や花など、小さなパーツを貼る工程は子どもが挑戦しやすい作業です。手で簡単に貼れる両面テープやシールを使えば、より安全に楽しみながら作れます。
2. 子どもが安心して作業できる環境を整える
- 安全に配慮した道具を使う
子どもたちが手を使う場面では、のりやテープを使う作業が中心となるように工夫し、はさみやカッターの使用は保育士さんが担当しましょう。切る作業を事前に大人が準備しておくと、子どもたちも安心して作業できます。 - 作業スペースをゆったり確保
子どもが動き回れる広めのスペースで作業することで、他の子どもとぶつかる心配もなくなり、集中して制作に取り組むことができます。色塗りや接着など、乾くまで待つ場面がある場合も、十分なスペースがあると安心です。
3. 制作の過程を楽しみ、完成したものを一緒に喜ぶ
- 「ここまでできたね!」と過程をほめる
作業中は「少しずつできてきたね!」「その色、いいね!」と声をかけていきましょう。途中経過に対してもほめることで、子どもたちが自分のペースで制作を楽しめます。また、「自分も役立っている」という気持ちが芽生えると、作業への意欲も高まります。 - 完成後に発表会をイメージして楽しむ
完成した小道具・大道具は、子どもたちにとって特別な「自分たちの作品」。完成品を並べて、「これで発表会をするんだね!」と発表会当日を一緒に想像することで、達成感が高まり、本番への期待感もより膨らみます。
子どもたちと一緒に小道具・大道具を作る時間は、楽しい思い出となり、発表会の成功にもつながります。ぜひ一つひとつの工程をみんなで楽しみながら、素敵な舞台を完成させてください!
まとめ
保育園や幼稚園のお遊戯会や発表会は、子どもたちの成長を感じられるとともに、保護者や先生たちにとっても特別な行事です。
今回ご紹介したように、身近にある材料を使うことで、手軽に準備ができる小道具や大道具を用意することができます。
段ボールや新聞紙、紙皿や毛糸といった低コストな材料でも、アイデア次第で子どもたちがワクワクする舞台を演出できるのが嬉しいポイントです。
小道具・大道具づくりに子どもたちが参加できる工程を取り入れると、発表会への期待が一層高まるだけでなく、ものづくりの楽しさも経験できる貴重な時間となります。
作り方に工夫を加えれば、予算も抑えつつ、子どもたちにとって特別な思い出をつくる準備ができるはずです。
発表会やお遊戯会が素敵なものになりますように。
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