5歳児・年長児向け｜秋の自然を感じる活動・遊びアイディア集

秋は子どもたちにとってワクワクがいっぱいの季節。どんぐりや落ち葉、赤や黄色に色づいた木々など、自然の中には遊びや活動のヒントがたくさん隠れています。

特に5歳児・年長さんは好奇心がぐんと広がる時期。自然に触れながら体を動かしたり、作ったり、友だちと関わったりすることで、楽しみながら成長につながります。

この記事では、保育現場ですぐに取り入れられる秋の遊びアイディアをジャンル別にご紹介します。

自然遊び

落ち葉シャワー大会！

大きな袋やかごに落ち葉をいっぱい集めて、せーの！で空に舞い上げると、色とりどりの葉っぱが雨のように降りそそぎます。

「わあーっ！」と子どもたちは大歓声。葉っぱの中を走り抜けたり、頭からかぶったりと大はしゃぎです。

落ち葉の山に飛びこんだり、チームごとに「誰が一番高く舞い上げられるか」競争したりと、遊びがどんどん広がります。

どんぐり宝探し

園庭や砂場にどんぐりを隠して「宝探しスタート！」。地図を描いたりヒントを出したりすれば、本格的な探検気分に。「こっちにあったよ！」「あとひとつだ！」と仲間と協力する姿も見られます。

見つけたどんぐりを数えたり、特別な形の“レアどんぐり”を決めたりすると、発見の喜びがいっそう大きくなります。

秋探検ハイク

園の周りや公園を歩きながら「赤い葉っぱを3枚探そう」「虫をひとつ見つけよう」とミッションをクリアしていく探検ハイク。子どもたちはリュックや袋を持って本物の冒険者気分に！

「次はなにがあるかな？」「こっちに道があるよ！」と友達と声をかけ合いながら進むことで、自然の変化に気づいたり協力したりする体験ができます。

製作遊び

落ち葉アートギャラリー

拾った落ち葉を画用紙に貼りつけて、クレヨンやペンで描き加えると…動物やお花、モンスターが大集合！

「これはライオン！」「こっちはおばけだよ！」と作品の世界が広がります。

できあがった絵を並べて「秋のアート展」を開けば、子どもたちは誇らしげに自分の作品を紹介。まるで小さな美術館のような空間ができます。

どんぐりクラフト工房

どんぐりに顔を描いて帽子をかぶせたり、毛糸や布をつけてお人形に変身させたり。「こんにちは！」と声をあてながら、クラフトから物語遊びに発展します。ボンドでつなげればネックレスやモビールにも大変身。

子どもたちは「どんな作品にしようかな？」とワクワクしながら、工房の職人さんになりきります。

ハロウィンおばけづくり

紙コップや紙袋に目や口を描いて、おばけやかぼちゃを作ったら、いざ変身！「うらめしや〜！」「トリック・オア・トリート！」と友だちを驚かせるのに夢中です。

作ったおばけを並べておばけ屋敷を開いたり、みんなでパレードをしたりと、ハロウィンムードが一気に高まります。製作がそのまま行事のイベントにつながるのも魅力です。

ごっこ遊び

秋の味覚レストラン

どんぐりを栗ごはんに、落ち葉をお皿にして、秋のごちそうを並べれば「秋の味覚レストラン」のオープン！

「今日のおすすめは焼きいもです！」「デザートはいかがですか？」とメニューがどんどん増えていきます。

注文を聞いて料理を出すうちに、子どもたちはすっかり店員さんの顔。テーブルを並べて友だちと食事のまねっこをすると、本物のレストランさながらに盛り上がります。

どんぐりショップごっこ

どんぐりを商品やお金にして、ショップごっこを楽しみます。

「これください！」「10こで100円です！」とやりとりするうちに、自然と数のやりとりや計算が生まれます。お店屋さん、買い物客、レジ係など役割を分けると遊びがより本格的に。

特別などんぐりを“レア商品”にすると、売り切れ続出の大人気ショップになります。

ハロウィンパーティーごっこ

自分たちで作ったかぼちゃやおばけの飾りを並べて、園内をハロウィン仕様に。「トリック・オア・トリート！」の合言葉でお菓子のまねっこを配ると、大盛り上がり！

音楽を流してダンスをしたり、仮装したおばけ役と追いかけっこをしたりと、遊びがどんどん広がります。

みんなで作った空間で楽しむ特別なイベントごっこは、子どもたちの心に残る体験になります。

運動遊び

落ち葉シャワーレース

スタートラインに立ったら、手にいっぱいの落ち葉を持ってよーいどん！ゴールで落ち葉を空に投げると、ふわっと舞い上がり「落ち葉のシャワー」に大変身。

誰が一番高く舞わせられるか競争したり、リレー形式でつなげたりと工夫次第で大盛り上がり。

秋探検隊

園庭や公園に「赤い葉っぱを見つける」「どんぐりを3つ集める」「まつぼっくりを見つける」などのチェックポイントを設置。

地図やカードを持って、友だちと一緒にクリアしていくと、気分はすっかり探検隊！「こっちに道があるよ」「見つけた！」と協力し合う姿が自然と生まれ、達成したときの喜びもひとしおです。

どんぐり転がしレース

スタートの合図でどんぐりをコースに転がし、どっちが早くゴールできるか競争！

思いがけず曲がったり止まったりする動きに「がんばれー！」と大声援。自分たちでコースを長くしたり、坂道を工夫したりすると、遊びがどんどん発展します。

シンプルだけど予測できない面白さに、子どもたちは夢中になって何度も挑戦します。

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まとめ

秋は子どもたちが自然に触れ、心も体も大きく育つチャンスの季節です。

落ち葉やどんぐりを使った遊び、ハロウィンにちなんだ製作、体を思いきり動かす活動など、工夫次第で楽しみ方は無限大。

秋の保育を楽しめますように。