秋は風が気持ちよく、葉っぱやどんぐりなど、自然の変化をたくさん感じられる季節です。
子ども達は、目の前のことを見て・触れて・感じる体験を通して、心と体がぐんと育っていきます。
この記事では、保育士さん向けに、3歳児と一緒に楽しめる秋の活動アイデアをご紹介します。
保育士さんの毎日の保育がちょっと楽しくなるヒントになればうれしいです。
「週案・日案の作成に時間がかかり、文章が思いつかない」、「活動のネタや広げ方が分からずワンパターンになってしまう」と悩んでいる保育士さんへ
下記のホームページで販売している活動案(指導案)に活動や発展の仕方を詳しく書いています。
・そのまま週案や日案にコピペできる文例が多数掲載
・活動・遊びの発展の方法や広げ方のアイディアを大量掲載
ぜひご覧ください。
今なら活動案を無料配布中です!詳しくは下記の記事をご覧ください。

3歳児の発達に合った活動とは

「感じる」力の芽生え
3歳児は、言葉も増え、自分の思いや気づきを表現しようとし始める一方で、まだ言葉が追いつかず、うまく伝えられないこともあります。
この時期の子どもたちは、見たこと・聞いたこと・触れたことから、じわじわと心を動かされていきます。
秋の自然は、まさに感性の刺激がたっぷり詰まった宝庫。
- 赤や黄色に染まる葉っぱ
- ころころ転がるどんぐり
- ひんやりした風と落ち葉の音
これらを目にしたとき、3歳児は「わあ!」「これなあに?」と目を輝かせて反応します。
保育士は、その一瞬一瞬の「感じる気持ち」を大切に受けとめ、子どもが自然とふれあいながら心を動かせる環境を整えることが重要です。
五感を使った体験が「感性」を育てる
3歳児の学びは、見る・聞く・触れるなどの五感を使った体験が中心です。
秋の自然の中には、子どもの五感を刺激する素材がたくさんあります。
- 視覚:色とりどりの葉っぱ、虫や木の実などの形
- 触覚:落ち葉のパリパリ感、木の実のごつごつした表面
- 聴覚:風にゆれる葉っぱの音、足元のカサカサ音
- 嗅覚:土や木の香り、秋の草花のにおい
こうした体験を通じて、子どもたちは「なんだろう?」という好奇心を育みながら、自分なりに感じたり、考えたり、表現したりするようになります。
「見つけた!」が心を動かす
「自分で見つけた」「これ、すごい!」という体験が心に強く残る時期です。
例えば…
- 小さなどんぐりを見つけて保育士に見せに来る
- 大きな葉っぱを拾って「おばけの顔!」と見立て遊びをする
- 足元の葉っぱを踏んで「カサカサ鳴った!」と笑う
こうした“発見”の場面に寄り添い、「見つけたね!」「すごい発見だね!」と共感の言葉を返すことで、子どもの感性はぐんと豊かになります。
3歳児の秋の活動では、体験そのものに意味があるという視点を持つと、子どもの育ちをより深く支えられます。
五感で楽しむ:自然にふれる秋のおさんぽ・発見あそび

3歳児は、見るもの・触るもの、すべてが「新しい世界」。外に出るだけでワクワクがいっぱいです。
落ち葉を拾って感触あそび
カサカサ、ふわふわ、ちょっとチクチク…いろんな葉っぱを触ってみましょう。バケツやカゴに入れて持ち帰るのも、立派な活動です。
どんぐり探しごっこ
「どんぐりころころ〜♪」の歌をうたいながら探すだけでも大盛り上がり!見つけたどんぐりを袋に入れると「宝物感」が増します。
秋の虫や風を感じる時間
バッタ、てんとう虫、落ち葉の上を歩く風…。先生がそっと「聞こえる?葉っぱの音がするね」と伝えるだけで、子どもたちの感覚がぐっと開きます。
やってみたいを育てる:簡単な製作あそびアイデア集

落ち葉でペタペタアート
色とりどりの落ち葉を画用紙にのりで貼るだけ!「これぶどう!」「おばけにしたい!」など、子どもなりの発想が自然と生まれます。
おいもスタンプ
さつまいもやじゃがいもを半分に切って、先生が型を彫ってスタンプ遊びに。絵の具でぺったん、のびのび楽しめます。
どんぐりマラカス
ペットボトルにどんぐりを入れて、マスキングテープやシールで飾るだけ。振って音が鳴るだけで子どもたちは大喜びです。
からだをいっぱい動かそう:3歳児に合った運動あそび

落ち葉のシャワーあそび
落ち葉を高く投げて「わ〜っ!」と歓声。ふわっと落ちてくる葉っぱに手を伸ばして、何度でも楽しめます。
どんぐり転がしレース
坂道やスロープにどんぐりを転がして、「どれが早いかな?」ころころ転がる様子を見ているだけで夢中になります。
風とかけっこ
秋風が吹いたら「よーいどん!」と走り出す風あそび。「風さんに負けないで走れるかな?」という声かけが盛り上げます。
3歳児の秋の活動で気をつけたいこと

自然物の誤飲・ケガに注意|「安全に楽しく」が第一
- 活動前に「これは食べないよ」「見て楽しもうね」と繰り返し伝える
- どんぐりや小石などは保育士が管理し、活動中のみ使用
- 触ってはいけない植物・実の写真を職員で共有しておく
- 室内遊びで使うどんぐりは、事前に熱湯消毒または冷凍で虫対策
気温の変化に配慮した体調管理|寒暖差への注意を
秋は、朝晩は冷え込み、日中はぽかぽか陽気という日が多くなります。
3歳児は体温調節がまだ未熟なため、知らないうちに体が冷えたり、汗をかいてそのままにして風邪をひいてしまうことも。
- 園だよりなどで「脱ぎ着しやすい服装」や「薄手の上着」を保護者に伝える
- 活動後は背中や首の汗の状態をチェックし、必要に応じて着替えさせる
- こまめな水分補給を忘れずに
活動の時間・内容は「短く・シンプルに」
3歳児は、まだ長時間の集中や複雑なルールの理解は難しい時期。
特に季節の活動では、内容が盛りだくさんになりがちなので、無理に詰め込みすぎないことが大切です。
- 活動は10〜15分程度を目安に区切る
- 製作や散歩は「探すだけ」「貼るだけ」などシンプルな内容で完結
- 活動を数日に分ける工夫も◎(例:今日はどんぐり探し、明日は貼り絵)
秋の遊び・活動を広げたい方へ

「もっと手軽に秋の遊びを発展させたい」「週案や日案にすぐ使えるアイデアが欲しい」という保育士さんや幼稚園の先生にぴったりのコンテンツがあります!
今なら活動案を無料配布中です!詳しくは下記の記事をご覧ください。

3歳児 秋の遊び・活動案
このダウンロードコンテンツは、秋の遊び・活動をテーマにした活動案を20個収録。子どもたちと何度も楽しめるアイデアが満載です!
- 特徴その1:具体的な活動内容が項目別に記載(書類にコピペできる文例多数!)
- 活動案ごとに
・ねらい
・子どもの姿
・保育者の援助
・環境構成
などが詳細に書かれているので、日案・週案にそのまま使えます。
- 活動案ごとに
- 特徴その2:何度も繰り返し楽しめる発展アイデア(遊びのマンネリ化防止!)
- 子どもの興味や成長に合わせて活動を展開できるヒントが多数記載。1つの遊びのテーマを何日も続けて楽しめます!
- 特徴その3:忙しい保育士さんの味方(携帯に入れていつでも見返せます!)
- ダウンロード形式なので、購入後すぐに活用できます。準備の時間を短縮しながら、保育の質を高められる便利なツールです。
こんな方におすすめ!
- 秋の遊びをもっと発展させたいけれど、アイデアが思いつかない…
- 週案や日案の作成を効率化したい!
- 子どもたちともっと楽しい秋の遊びや活動をしたい!
ダウンロード形式なので、購入後すぐに活用できます!
詳細はこちらからご覧ください
・ごっこ遊びから発展させた活動
・構成遊びから発展させた活動
・室内で行うルールのある集団遊び
・身体を動かす室内活動
・遊びの発展実例30選
・製作100選
など多数あります。
まとめ
3歳児の秋の活動は、「やってみたい!」という気持ちが芽生える大切な時期。
難しいことはできなくても、見て・触って・楽しんで、心が動く体験がたくさんあります。
保育士のあたたかいまなざしとサポートがあれば、子どもたちは安心してのびのびと季節を感じることができます。
無理のない範囲で、秋の自然を一緒に楽しんでください。
BASEで
・活動案(週案・日案・活動のヒントに)
・遊びの発展の実例集
・製作100選
・発表会の台本
・パネルシアター
・製作・遊びキット
などを販売しています。
発表会の台本や遊びの発展の仕方などは、個別相談もついているものもあります。
インスタで、日々に追われ、保育を楽しめない保育士さんが、保育を楽しめるようなワクワクのヒントをお届けしています。
- 子どもも先生もわくわく楽しめる行事の案・作り方
- パネルシアターや製作をより楽しめる方法
- 遊びの発展の仕方
インスタ→wakuwaku_hoiku
