秋になると、木の葉が色づき、風がひんやりして、子どもたちも季節の変化を感じはじめます。
4歳児にとって秋は、「なんだろう?」「やってみたい!」という気持ちがどんどん芽生える時期です。
この記事では、自然あそび・製作・運動など、保育園で楽しめる秋の活動アイデアをたっぷりご紹介します。
保育士さんの毎日の保育がちょっと楽しくなるヒントになればうれしいです。
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秋は感性が育つ季節!4歳児の発達に合った活動とは

「感じる」から「表現する」へ
秋の自然は、視覚・触覚・聴覚をたっぷり刺激してくれます。
例えば、落ち葉の色や形を見比べたり、カサカサした音を聞いたり、どんぐりを手でつかんで感触を楽しんだり。そういった体験を通じて、「楽しい!」「おもしろい!」という気持ちが育ちます。
感じたことをことばや絵、動きで表現する機会をつくることで活動が広がります。
たとえば、
- 「どんな色の葉っぱだった?」
- 「どんぐりは冷たかった?固かった?」
- 「どんぐりで何を作ってみたい?」
などと、子どもが自分の言葉で表現できるように優しく問いかけることで、感性と思考のつながりが深まります。
秋の自然を「自分で見つける」
4歳児は、他人のまねをするだけでなく、「自分でやってみたい!」という気持ちが強くなってくる時期です。
そのため、秋の自然の中で「自分で見つけた」「拾った」「作った」という体験は、子どもにとって特別な経験です。
例えば、
- 散歩の途中でどんぐりを見つけた
- 自分だけの落ち葉を拾った
- 拾った木の実でおもちゃを作った
という体験は、「自分の発見」→「自分の表現」へとつながっていきます。
「できる・できない」より「楽しい!」を大切に
活動では「結果」より「過程」を大切にすることが重要です。
たとえば、落ち葉を使った製作で、色を塗っても形を変えてもOK!
「自由にやっていいんだよ」「おもしろいね」と声をかけながら、子どものペースを尊重しましょう。
そうすることで、安心してのびのびと感性を表現できるようになります。
保育士の関わりが「心を育てる」カギに
秋の活動で子どもの感性を育てるには、保育士の関わり方がとても大切です。
たとえば、
- 子どもの発見に一緒に驚く
「えっ、それどこで見つけたの?すごいね!」 - 子どもの表現を認める
「お顔に見えるね〜!おもしろい形!」 - 子どもの言葉を広げる
「赤い葉っぱと黄色い葉っぱ、どっちが好き?」
このような共感と対話の積み重ねが、子どもたちの「見つける力」「感じる心」「伝えたい気持ち」を育てていきます。
自然と仲よくなる:秋の散歩・観察・素材集め

秋は、園の周りに出るだけでもたくさんの発見があります。
どんぐり拾い・落ち葉集め
大きさや色を見比べたり、「帽子がついてる!」「虫がいる!」といった気づきもたくさん。
バケツや袋を持って、探検ごっこのようにして行うと盛り上がります。
秋のお散歩ビンゴ
「赤い葉っぱ」「ちくちくした実」「飛んでる虫」など、見つけたらチェック。楽しく集中して観察する習慣が育ちます。
小さな図鑑作り
見つけたものを画用紙に貼ったり、簡単な絵を描いたりして、「ぼくの/わたしの秋の図鑑」を作るのもおすすめです。
指先と想像力を育てる:秋の製作あそびアイデア

落ち葉アート
紙にのりで落ち葉を貼って、動物や顔に見立てたりします。絵の具で背景をつけると作品らしさが出ます。
どんぐりマラカス
どんぐりや木の実をペットボトルに入れて、シャカシャカ楽器を作ります。シールを貼って飾れば個性も出ます。
紙皿でくるくる紅葉
紙皿に紅葉の模様を描いて、切り込みを入れてくるくる回すおもちゃも人気。風と一緒に遊べます。
体をたくさん動かそう:秋の運動あそび・外遊び

落ち葉の中をジャンプ!
落ち葉を集めて山を作り、「せーの!」でジャンプ。ふわっとした感触が楽しく、何度も繰り返します。
木の実運びリレー
スプーンでどんぐりを運ぶリレーや、バケツに木の実を集める競争は盛り上がります。友達と協力する体験にも。
秋の自然で宝探し
「茶色い葉っぱを3つ」「どんぐりを2つ」など、お題を出して探すゲーム。記憶力や数の概念にもつながります。
4歳児の秋の活動で気をつけたいこと

自然物の衛生・安全対策はしっかりと
秋の活動では、どんぐりや落ち葉、木の実などの自然素材を使った遊びが中心になります。しかし、自然物には虫・カビ・アレルゲンなど、見えないリスクが潜んでいることも。
- どんぐりは拾った後すぐに熱湯消毒 or 冷凍して虫対策を
- 落ち葉は十分に乾かしてから使用
- 危険な植物リスト(写真付き)を園内で共有しておく
- アレルギーのある園児がいる場合は、事前に保護者と確認を
寒暖差による体調管理に注意
秋は、朝晩と日中で気温差が大きくなる季節です。元気いっぱいな4歳児でも、気づかないうちに冷えたり、汗をかいてそのままにして風邪をひいたりすることがあります。
- 外遊び・お散歩の前後は水分補給の時間をしっかり確保
- 重ね着しやすい服装(ベストやカーディガン)を保護者に案内
- 活動後は汗の様子や手足の冷えなどをチェック
活動の「ねらい」や目的を明確にする
「何をするか」だけでなく、「なぜやるのか」や「どうだったか」を言葉で伝える・考える機会を持つことが大切です。
- 活動前に「今日は◯◯を探すよ」「こんな色の葉っぱを見つけてみよう」とねらいをシンプルに伝える
- 活動後に「どうだった?」「楽しかった?どこが?」とふりかえりの時間を持つ
- 製作のあとに「どうやって作ったか」「何をイメージしたか」を友達と話す場面をつくる
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まとめ
秋は、4歳児の「やってみたい!」「なんだろう?」という気持ちが自然とあふれる季節です。
散歩や製作、外遊びを通して、子どもたちは自然にふれながら大切な力を育んでいきます。
保育士さんのちょっとした声かけや工夫が、子どもたちの発見をもっと豊かにしてくれます。
無理のない範囲で、秋の自然を一緒に楽しんでください。
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