秋はどんぐりや落ち葉、行事など子どもたちがワクワクできる素材があふれる季節です。
毎日が発見の連続で、保育室も園庭もにぎやかになりますよね。
でも実際に計画を立てるとなると、「ねらいをどう書こう?」「指導案にどうつなげよう?」と迷うこともあると思います。
そこで今回は、5歳児の秋の遊びや活動を“ねらい別”に整理してご紹介します。日々の保育のヒントになれば嬉しいです。
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秋の活動を計画するポイント

秋は活動素材が豊富ですが、現場での計画には「どうすればスムーズに進むか」という視点も大切です。
ここでは保育士さんが日々取り入れやすくなるポイントを3つご紹介します。
① 子ども主体で広がる余白を残す
活動を細かく決めすぎると、子どもたちの自由な発想が生まれにくくなります。
たとえば落ち葉遊びなら、「落ち葉で冠を作る」と決めるのではなく、「集めた落ち葉で好きなものを作ろう」と提示すると、子どもの創造性がぐっと広がります。
計画段階から“自由に展開できる余白”を意識すると、活動の質が高まります。
② 保育環境を味方につける
秋は園庭や散歩先の自然物がそのまま教材になります。活動のために特別な準備をしなくても、普段の環境を活用するだけで十分に学びが広がります。
園庭に落ちている実や葉を集めたり、散歩コースを少し工夫したりするだけで、計画がぐっとラクになります。
③ 活動を日常とつなげる
単発の遊びで終わらせず、日々の生活や行事とつなげていくと活動が深まります。
たとえば拾ったどんぐりを製作に使ったり、行事の装飾に活かしたりすれば、「遊び→製作→行事」と自然な流れができます。
計画の段階で「次にどうつなげられるか」をイメージしておくと、子どもの学びが連続したものになります。
5歳児の秋の活動アイディア

秋の遊びや活動は、ただ楽しむだけではなく「どんな力を育てたいか」というねらいを意識することで、子どもたちの成長につながります。
① 自然に親しむ
- 活動例:どんぐり拾い、落ち葉集め、木の実観察
- ねらい:
- 季節を感じる感性を育てる
- 観察力や探究心を育む
- 発展例:集めたどんぐりを分類・数える、葉っぱ図鑑を作る
② 協調性・社会性を育む
- 活動例:リレー、ルールのある鬼ごっこ、集団遊び
- ねらい:
- ルールを守り友達と協力する力を育む
- 勝敗を受け入れる経験を重ねる
- 発展例:作戦会議を取り入れる、チームでの振り返りを行う
③ 表現力・創造力を伸ばす
- 活動例:落ち葉アート、まつぼっくり製作、自然素材の製作
- ねらい:
- 自由な発想を形にする楽しさを味わう
- 自分の表現を友達に認めてもらう喜びを感じる
- 発展例:作品展を開く、保護者への展示を行う
④ 季節行事を楽しむ
- 活動例:お月見製作、ハロウィンごっこ、秋祭りごっこ
- ねらい:
- 季節や文化を知る
- 異文化に触れ、やりとりを楽しむ
- 発展例:絵本や歌を合わせる、行事から日常遊びへ広げる
⑤ 身体を大きく動かす
- 活動例:落ち葉の山ジャンプ、自然物を使った運動遊び(どんぐりリレーなど)、園庭探検
- ねらい:
- 全身を使って運動機能を発達させる
- 季節を感じながら体を動かす心地よさを味わう
- 発展例:運動会や体操に発展、体の動きを意識した表現活動へ広げる
⑥思考力・探究心を育む
- 活動例:どんぐりコマの実験、落ち葉の色比べ、自然物の分類遊び
- ねらい:
- 「なぜ?」「どうなる?」と考える姿勢を育む
- 身近な素材から科学的な視点を養う
- 発展例:実験結果を話し合う、絵や表にまとめる活動へ発展
活動を発展させるアイデア

秋の遊びは、その場限りで終わらせず、子どもたちの「もっとやりたい」「こんなのはどうかな?」という気持ちを拾いながら広げていくと、活動の意味がぐっと深まります。
発展の流れを意識すると、遊びが連続した学びとなり、保育の計画にも厚みが出ます。ここでは代表的な活動の発展例をご紹介します。
どんぐり拾いからの発展
最初は公園や園庭でどんぐりを拾い、集める楽しさを味わいます。その後、数を数えたり大きさや色で分類したりして、数量や観察の活動に発展させられます。
さらに「どんぐりが転がるとどうなる?」という問いかけから、坂道で転がす実験やレース遊びへと広げると、自然な形で科学的な視点が育ちます。
最後にどんぐり人形や楽器づくりなどの工作に発展させれば、表現活動や創造力の育成につながります。
落ち葉遊びからの発展
落ち葉を集めて舞い散らせる遊びを楽しんだあとは、形や色を比べて「赤い葉はどこから落ちてきたのかな?」と興味を広げます。その後、落ち葉スタンプや貼り絵に取り組めば、造形活動につながります。
また、絵本や図鑑を使って葉の種類を調べたり、園庭にある木と照らし合わせたりすると、自然への理解が深まります。
発展的に「落ち葉で季節の壁面製作をする」と、園全体で秋を感じる環境構成にもつながります。
季節行事からの発展
お月見やハロウィンなどの行事活動も、一日だけで終わらせず、製作やごっこ遊びへと広げることができます。
お月見では団子やすすきを作ったあと、実際に夜空を観察したり、月に関する絵本を読むと理解が深まります。
ハロウィンでは仮装を楽しんだあと、魔法使いごっこやお店屋さんごっこに発展させると、異文化を楽しむ活動が日常の遊びへとつながります。
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まとめ
秋は自然や行事を通して、子どもたちの成長を支える活動がたくさんあります。遊びを「ねらい」と一緒に考えることで、保育の計画がぐっと分かりやすくなります。
「実際に指導案にどう書けばいいの?」「そのまま使える文例が欲しい」という方には、遊びのアイデアと指導案例をまとめた活動集がおすすめです。ぜひ日々の保育にご活用ください。
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