「週案を書くのが大変!」「毎回新しい活動を考えるのが難しい…」そんな悩みを持つ保育士さんも多いのではないでしょうか?
特に4月・5月は、新しい環境に慣れる時期でありながら、春ならではの自然を活かした遊びを取り入れる絶好のチャンスでもあります。
そこで本記事では、
・週案をスムーズに書くためのコツ
・すぐに使える週案文例
・春の活動アイディア
を紹介します!
4歳児ならではの発達に合った保育を考えながら、週案作成をもっとラクに、楽しく進めていきましょう!
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4歳児の週案をスムーズに書くコツ

ここでは、忙しい保育士さんでもスムーズに週案を書けるコツをいくつか紹介します。
① テンプレート化して考える
毎回ゼロから考えるのは大変ですよね。そんな時は枠を決めておくと、時間をかけずに作成できます。
例えば、以下のように カテゴリーごとに整理しておくと、書きやすくなります。
活動 | ねらい | 子どもの姿 | 保育者の援助 | 環境構成 |
---|---|---|---|---|
春探し散歩(戸外活動) | 春の自然に親しみ、季節の変化に気づく | 目を輝かせながら花や虫を見つけ、「これなに?」と興味を示す | 子どもの発見を肯定し、「どんな形?」「匂いは?」など問いかける | 草花が豊富な園庭や公園を散歩ルートに設定する |
ちょうちょの羽作り(製作遊び) | 自然の生き物に興味を持ち、表現する楽しさを味わう | 「ちょうちょの羽はカラフルだね!」と自分なりの色を選んで塗る | 作り方を説明しつつ、子どもの自由な発想を尊重する | クレヨン・折り紙・シールなどさまざまな素材を用意する |
しっぽ取りゲーム(集団遊び) | 友達とルールのある遊びを楽しむ | ルールを理解し、友達と声を掛け合いながら動く | 遊び方を簡単に説明し、安全に配慮しながら見守る | 十分な広さのある場所を確保し、しっぽ(布やリボン)を用意する |
「今週は戸外活動をメインにしよう」と決めれば、あとはテンプレートに沿って埋めていくだけでOK!
② 1週間のテーマを決めるとラク
毎週バラバラに考えるのではなく、「今週は○○を深める」というテーマを決めると、アイデアが出しやすくなります。
例:春の週案テーマ
- 1週目:「春の自然を感じよう」 → 春探し散歩、春の音探し
- 2週目:「春の虫を観察しよう」 → ちょうちょ探し、虫の絵を描く
- 3週目:「春の花を作ってみよう」 → 花びらスタンプ、色水遊び
- 4週目:「友だちと一緒に楽しもう」 → 集団遊び、協力ゲーム
テーマを決めておくと、週案を書くスピードがぐっとアップします!
③ 子どもの「なぜ?」を週案に反映させる
子どもたちは日々、たくさんの「なんで?」「どうして?」を口にします。
この問いかけこそ、活動を深めるヒントになります!
実例:散歩中の子どものつぶやき
「なんで桜ってピンクなの?」
➡ 翌週の活動に『色水遊びで桜色を作る』を取り入れる!
「ちょうちょってなんで飛べるの?」
➡ ちょうちょの動きを観察して、リトミック遊びで表現してみる!
子どもの発言を記録し、翌週以降の活動に活かすことで、子ども主体の学びが広がります。
4歳児の週案の文例

週案を書くとき、「どんなねらいにすればいい?」「子どもの姿や保育者の援助はどう書けばいい?」 と悩むことはありませんか?
ここでは、春の活動を取り入れた 4歳児クラス向けの週案文例 を紹介します!
そのまま使ったり、自分のクラスに合わせてアレンジしたり、ぜひ活用してください。
① 春探し散歩(戸外活動)
ねらい
- 春の自然に触れ、季節の変化を感じる
子どもの姿
- 「ちょうちょが飛んでる」「桜の花が落ちてる」と、自分から発見する
- 花の色や形の違いに気づき、友達と話し合う
保育者の援助
- 「どんな色の花が咲いてるかな?」「春の音を探してみよう」と声をかけ、発見を促す
- 子どもたちの気づきを肯定し、さらに探究心を深める質問をする
環境構成
- 草花や虫が見つかりやすい散歩コースを選ぶ
- 虫眼鏡や図鑑を用意し、じっくり観察できる環境を整える
② ちょうちょになってみよう(リトミック遊び)
ねらい
- 身近な生き物に興味を持ち、体を動かしながら表現する楽しさを味わう
子どもの姿
- 「ちょうちょみたいにふわふわ飛ぶ」「花の蜜を吸うまねをしよう」とイメージを広げる
- 友達と一緒に動きを考え、まねをしながら楽しむ
保育者の援助
- 「ちょうちょはどうやって飛ぶのかな?」「風が吹いたらどうなる?」と動きを促す
- 子どもたちが自由に表現できるよう、ルールを決めすぎずに見守る
環境構成
- ちょうちょの映像を見せたり、春の音楽を流したりして雰囲気を作る
- 広いスペースを確保し、のびのびと体を動かせる環境を整える
③ 春の花を使ったスタンプ遊び(製作活動)
ねらい
- 身近な自然に親しみ、素材の特徴を楽しみながら表現する
子どもの姿
- 「お花の形がついた」「葉っぱでもできるかな?」と試しながら楽しむ
- 色や形の違いに気づき、「こっちの葉っぱのほうが大きいね」と友達と話す
保育者の援助
- 「どんな模様ができるかな?」と問いかけながら、自由な発想を引き出す
- 「スタンプの押し方を変えると、どんな風に見えるかな?」と実験的な遊びを促す
環境構成
- 色のつきやすい花や葉っぱ、絵の具・紙を用意し、汚れてもいい服装にする
- スタンプ遊びがしやすいよう、大きめの紙を用意する
④ しっぽ取りゲーム(集団遊び)
ねらい
- ルールのある遊びを楽しみ、友達との関わりを深める
子どもの姿
- 「○○くんと一緒に作戦を考えよう」と友達と協力しながら楽しむ
- ルールを理解しながら、相手の動きを見て判断する
保育者の援助
- 遊び方を簡単に説明し、安全に配慮しながら見守る
- 「どんな風に逃げたらつかまらないかな?」とヒントを出す
環境構成
- 十分な広さのある場所を確保する
- しっぽとして使う布やリボンを用意する
⑤ 春の生き物クイズ(室内遊び)
ねらい
- 春の生き物に興味を持ち、特徴を楽しく学ぶ
子どもの姿
- 「カエルはどこに住んでるかな?」「この虫、見たことある」と考える
- 友達と答えを相談しながら、楽しんで参加する
保育者の援助
- 「これは誰の足あとかな?」「どんな鳴き声がするかな?」とヒントを出す
- 子どもたちの答えを尊重し、「なるほど、その理由は?」とさらに考えるよう促す
環境構成
- 生き物の写真や図鑑、鳴き声の音源を用意する
- クイズ形式にすることで、楽しく学べる雰囲気を作る
4歳児の春の活動を考えるポイント

春は、自然の変化が大きく、子どもたちの好奇心を引き出しやすい季節です。
しかし、「どんな活動を取り入れればいい?」 「春らしさを感じられる遊びって?」と悩むこともありますよね。
ここでは、春の活動を考えるときに意識したいポイントを紹介します!
① 季節の変化を意識する
春は、花が咲き、虫が出てきて、気温も変化していく季節です。
子どもたちが「春ってこんな季節なんだ!」と感じられる活動を取り入れることが大切です。
取り入れたい要素
- 桜・たんぽぽ・チューリップなどの 春の花
- ちょうちょ・てんとう虫・カエルなどの 春の生き物
- ぽかぽか陽気や春風を感じる 気温や天候の変化
おすすめの活動
- 「春探し散歩」 → 「どんな花が咲いてるかな?」「虫はいるかな?」と、実際に自然を観察する
- 「春の花を使った製作」 → 花びらスタンプ、葉っぱのこすり出しなど
- 「春の風を感じる遊び」 → しゃぼん玉、風を感じるパラシュート遊び
② 友達との関わりが深まる遊びを意識する
4歳児は、友達と一緒に遊ぶことが楽しくなる時期です。
春の活動を通して、「みんなで協力する楽しさ」を味わえる遊びを取り入れましょう!
取り入れたい要素
- ルールのある遊び(集団遊び)
- 友達と一緒に作る・考える遊び
おすすめの活動
- 「協力してしっぽ取りゲーム」 → 「○○くんとチームになろう!」と、友達と作戦を考える
- 「みんなで春の大きな絵を描く」 → 一人ひとりが好きな春の景色を描いて、一枚の大きな作品にする
- 「春の虫探しミッション」 → グループで「ちょうちょを見つける」「3種類の花を探す」などの目標を決めて活動する
③ 自然素材を活かした遊びを取り入れる
春は、落ち葉・花びら・小枝・草など、身近な自然素材が豊富です。
「園のまわりにあるもの」「子どもが見つけたもの」を使った活動を考えると、より興味を持って遊べます!
おすすめの活動
- 「花びらや葉っぱで色水遊び」 → たんぽぽやチューリップの花びらを使って、色水を作ってみる
- 「木の枝や葉っぱでおままごと」 → 木の枝をスプーンに見立てたり、葉っぱをお皿にしたりして遊ぶ
- 「草花あそび」 → シロツメクサの冠づくり、オオバコ相撲など、昔ながらの遊びを楽しむ
4歳児向け!春の活動アイデア集

春は、子どもたちの好奇心をくすぐる楽しい遊びがたくさんあります。
ここでは4歳児向けの春の活動アイデアを紹介します。
① 春の自然に触れる
春探し散歩
- ねらい:春の自然を観察し、季節の変化に気づく
- 遊び方:「春の花」「春の虫」「春の音」を探しながら歩く
- ポイント:「どんな匂いがする?」「どこに咲いてる?」と問いかける
春風を感じる遊び(しゃぼん玉・凧揚げ)
- ねらい:春の風を体感し、自然の不思議を感じる
- 遊び方:しゃぼん玉を吹いたり、凧揚げをして風の強さを感じる
- ポイント:「今日は風が強い?弱い?」など、風の変化に気づかせる
虫探しゲーム
- ねらい:春に出てくる虫に親しみ、興味を持つ
- 遊び方:「てんとう虫」「アリ」「ちょうちょ」などを探してみる
- ポイント:「どんな動きをする?」「何を食べているかな?」と観察を促す
② 春の自然を表現する
草花の色水遊び
- ねらい:自然のものを使って、色の変化を楽しむ
- 遊び方:たんぽぽ・よもぎ・花びらなどをすりつぶして、水と混ぜて色水を作る
- ポイント:「どの花が一番濃い色になるかな?」と予想しながら遊ぶ
ちょうちょの羽を作ろう(ちょうちょ製作)
- ねらい:生き物の特徴を知りながら、自由な発想で表現する
- 遊び方:画用紙でちょうちょの羽を作り、クレヨンや折り紙で模様をつける
- ポイント:「ちょうちょの羽は左右同じ模様かな?」と問いかける
春の壁面製作(みんなで大きな桜の木を作る)
- ねらい:みんなで一つの作品を作る楽しさを味わう
- 遊び方:子どもたち一人ひとりがピンクの花を作り、壁に貼って大きな桜の木を完成させる
- ポイント:「満開の桜にするには、何個くらいお花が必要かな?」と問いかける
春の生き物のペープサート作り
- ねらい:動物や昆虫に親しみ、劇遊びを楽しむ
- 遊び方:「ちょうちょ」「カエル」「てんとう虫」などのペープサートを作り、簡単な劇遊びをする
- ポイント:「この生き物はどこに住んでいるかな?」と話を広げる
③ 春を感じながら身体を動かす
風と競争!風船おいかけっこ
- ねらい:風の力を感じながら走る楽しさを味わう
- 遊び方:風船を飛ばして、追いかけながらキャッチする遊び
- ポイント:「風が強いとどこへ飛んでいく?」と考えさせる
春風パラシュート遊び
- ねらい:風を使った遊びを体験する
- 遊び方:大きな布(パラシュート)をみんなで持ち、風を感じながら動かす
- ポイント:「強くあおぐとどうなる?」「ゆっくり動かすとどうなる?」と試してみる
花びらキャッチゲーム
- ねらい:春の自然に親しみながら、反射神経を鍛える
- 遊び方:落ちてくる花びらをキャッチする遊び
- ポイント:「どこに落ちるかな?」と予測する力を育てる
さらに春の活動のアイディアや指導案の文例を探している方へ

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春の活動以外にも、
・ごっこ遊びを発展させた活動案
・構成遊びから発展させた活動
・室内で行うルールのある集団遊び
・身体を動かす室内活動
・遊びの発展実例30選
・製作100選
など多数あります。
まとめ
4歳児クラスの春は、「発見」と「ワクワク」がいっぱい!
「どんな活動を取り入れよう?」と悩むこともありますが、難しく考えず、子どもたちの楽しむ姿を思い浮かべながら考えてみましょう!
ぽかぽか陽気の中で、春の風を感じたり、草花を集めたり、虫を探したり… 子どもたちの「これなに?」「やってみたい!」を引き出す活動をたくさん取り入れながら、子ども達と楽しい時間を過ごして下さい。
BASEで
・活動案(週案・日案・活動のヒントに)
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・発表会の台本
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