「うちの子、おままごとばっかりしてるけど、これって意味あるのかな?」
そんな風に感じたことはありませんか?
実はおままごとは、子どもにとって“最高の学びの場”なんです。
ごっこ遊びの中には、想像力、言語力、社会性、問題解決力、生活スキルなど、人生に必要な力の種がたくさん詰まっています。
この記事では、保育士としての経験をもとに、おままごとをもっと広げて、学びにつなげるための関わり方のコツと、知育に役立つアイデアをたくさんご紹介します。
遊びが変わると、子どもが変わる——そんな体験を、ぜひご家庭でも味わってください。
おままごとが育ててくれる「5つのちから」

1. 想像する力がぐんぐん育つ
おままごとのいいところは、「なんでも自由に作れる」こと。
空き箱を電子レンジにしたり、ぬいぐるみがお客さんになったり。
子どもたちは自分の頭の中で物語を描いて、それを遊びの中でどんどん形にしていきます。
この“想像する力”は、将来「どうやって工夫しよう?」「別の方法はあるかな?」と考えるための大事な土台になります。
声かけのヒント
「それってどんなお料理?」「今日はどんなお店にする?」と聞いてあげると、もっとお話が広がっていきますよ。
2. おしゃべりがどんどん上手になる
「いらっしゃいませ〜!」「ご注文どうぞ♪」
そんなやりとりが自然と出てくるのも、おままごとの魅力。
相手に伝えようとしたり、役になりきって話したりする中で、言葉の使い方や会話のキャッチボールを学んでいきます。
ときどきびっくりするような言い回しをするのも、いろんな言葉を吸収してる証拠ですね。
声かけのヒント
「えっ、それってどういう意味?」「それ、もう一回言ってくれる?」と聞いてみると、子どもはがんばって言葉を選ぼうとします。
3. 人と関わる力が自然と身につく
おままごとでは、「お店の人」「お客さん」「先生」「赤ちゃん」など、いろんな役を演じます。
その中で、「相手ってこう思うのかな?」「こんなふうに言ったらどうなるかな?」と、人との関係ややりとりの感覚を身につけていくんです。
実はこれ、保育園や小学校で必要になる“社会性”の土台。
遊びながら、自然とその練習をしているんですね。
声かけのヒント
「その役、大変そうだね〜!」「お客さんが怒ってるみたいだけど、どうしようか?」と話しかけてみてください。視点を広げるきっかけになります。
4. 生活のことを遊びの中で覚えていく
「ごはんを作る」「お掃除をする」「寝かしつけをする」など、おままごとには、日常生活での行動がたくさん出てきます。
本物の台所に立てなくても、“遊び”の中で何度も繰り返しているうちに、生活の流れや家事の大切さが自然と身についていきます。
声かけのヒント
「ママと同じことしてるね〜!」「お皿洗いもやってくれるの?」と、ちょっとオーバーにリアクションしてあげると嬉しそうにしてくれます。
5. 気持ちを表す練習になる
おままごとの中で、「泣いてる赤ちゃん」や「怒ってる店員さん」になったり、「さみしいから来て〜」とママ役に甘えたり。
子どもは、自分の中にある気持ちや体験を“ごっこ”という形で表現しています。
直接言えないことも、遊びの中なら安心して出せるんですね。
遊びを見ていると、「あ、こう感じてたんだな」って、ふと気づかされることもあります。
声かけのヒント
「悲しかったのかな?」「その赤ちゃん、ちょっと怒ってるみたいだね〜」と、気持ちに“名前”をつけてあげると、子どもも気持ちを整理しやすくなります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
続きはnoteで書いています。
おままごとは、ただの遊びに見えて、実は想像力・社会性・言葉・生活力など、子どもの「生きる力」の土台を育ててくれる遊びです。
そして、その力をさらに引き出すカギが、大人のちょっとした“関わり方”。
でも…
「どう広げてあげればいいかわからない」
「こんな時、どんな声かけをしたらいいの?」
「遊びをもっと“学び”につなげたい!」
そんなふうに感じたことはありませんか?
noteでは、
・遊びを広げる関わり方のコツ10選
・学びにつながるおままごとアイデア10選
を下記の項目別に書いています。
・具体的なやり方(3つ)
・発展のアイディア(3つ)
下記をご覧ください。
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